俺らも結構有名なんやけど
あまり知らへんって。

そっか
まだまだ頑張らなあかんね。

河南は販売業の仕事をしてるんやて。

通りで気さくで笑顔が眩しい子やと思った。

河南の家に着いたら
なんと居酒屋だった。

これは行かない訳にはいかないと思い
しっかりと芋焼酎を頂きました。

俺にスコッチなんて似合わへんよ。

『サングラスを忘れたようですよ』

マネージャーが携帯を耳から離して言う。

顔がにやついた。

わざとだよ。

「持ってきてもらえへん？」

河南が来る。

さぁ早く今日のノルマを終わらせよう。

俺が迎えに行くはずだったのに
てっちゃんに先を越された。

だからすかさず河南の横に座った。

甘えるように腹減ったって訴えたら
案の定スタッフが食事にしようと言ってくれた。

kenちゃんが出てきたのは
予定外だったけど
ユッキーの一言で河南と一緒に行けるのはラッキーだ。

さあ明日はどうやって河南に会おう。

どういった口実を作ろうか…