Short Story
I wish(yukihiro)
僕の彼女が今
hyde君を相手に喧嘩をしている。
h『だーかーらー河南の分からず屋!』
「hydeの分からず屋!」
y『河南、僕は気にしてないから』
「何でユキばかり・・・」
しょぼくれた河南に困るのは
hyde君も僕も同じ。
h『分かったよ、次は工夫するから』
ため息を付きながら折れたのは
hyde君が先だった。
それを聞いてニコニコしだした河南の顔を見て
ほっとするのはhyde君も僕も同じ。
何故なら僕の彼女は
hyde君のいとこだからだ。
知り合ったのは僕の友人を通してだったけど
のちにhyde君のいとこだと判明したのは
河南が自分自身のことを教えてからじゃないと
僕とは付き合えないと言ったから。
だったら聞くと覚悟を決めたのに
hyde君のいとこだと言われた瞬間には
膝から崩れ落ちそうになった。
それでも
河南を好きになったことには変わりなくて
今こうして目の前にhyde君と河南がいる。
そして何で喧嘩が勃発したかと言うと
hyde君のせいで
僕がテレビに映らないと河南が文句を言ったからだ。
そりゃフロントマンのhyde君だし
僕はドラムだから仕方ないし
全然気にしてないけど
せめて少しずれてくれれば映るのにと
河南がしょんぼりしていたのだ。
「私はhydeじゃなくてユキが見たいんだもん」
笑顔になった河南が
僕の後ろに隠れていたずらに言った。
その言葉に絶句したhyde君に
てつ君もけん君も笑っていた。
h『俺じゃなくて...』
そりゃあね、フロントマンだから
hyde君が一番なのにね。
僕は嬉しいのに
hyde君には気の毒だと思わざるを得ない。
y『何か...ごめん』
思わず謝ってしまったことに対して
また、てつ君もけん君も笑った。
「ユキのファンだって
hydeよりユキが見たいでしょ?」
t『せやな』
そしてこの一件から僕の回りでは
前からも後ろからもカメラが多くなった。
どんな顔をすればいいか分からなくて
戸惑うことばかりだと
河南に話したら河南は言ったんだ。
「笑わなくてもいいんだよ」
「ユキが一心不乱に
ドラムを叩いてる姿が見られるだけでいいんだ」
そして河南が僕の背中にくっついて更に言った。
「ユキの笑顔は私だけのものだもん」
照れる様子もなく平然と言った河南は
さすがhyde君をより間近で見てるだけあって
少しのことじゃ怯まない。
こっちの方が照れてしまう。
「ユキ、今、照れてるでしょ?」
見透かされてしまうけど
河南は僕よりも年下なのに
僕は手の平で転がされていると思う。
悪い気はしないし
河南になら問題ない。
それはきっとhyde君も同じかな。
hyde君には悪いけど
河南がhyde君のいとこじゃなければ
より良かったのに。
だって河南と結婚したら
僕とhyde君もいとこじゃん。
正直、嫌だな。
まいっか
そしたらhydeって呼び捨てにしてやろうかな。
だって僕の方が2ヶ月年上だし。
「ユキ、何か黒オーラ出てるよ?」
y『ん~、秘密』
僕の笑った顔を覗く河南にキスをした。
今ごろhyde君はくしゃみでもしてるかな(笑)
ー終わりー
僕の彼女が今
hyde君を相手に喧嘩をしている。
h『だーかーらー河南の分からず屋!』
「hydeの分からず屋!」
y『河南、僕は気にしてないから』
「何でユキばかり・・・」
しょぼくれた河南に困るのは
hyde君も僕も同じ。
h『分かったよ、次は工夫するから』
ため息を付きながら折れたのは
hyde君が先だった。
それを聞いてニコニコしだした河南の顔を見て
ほっとするのはhyde君も僕も同じ。
何故なら僕の彼女は
hyde君のいとこだからだ。
知り合ったのは僕の友人を通してだったけど
のちにhyde君のいとこだと判明したのは
河南が自分自身のことを教えてからじゃないと
僕とは付き合えないと言ったから。
だったら聞くと覚悟を決めたのに
hyde君のいとこだと言われた瞬間には
膝から崩れ落ちそうになった。
それでも
河南を好きになったことには変わりなくて
今こうして目の前にhyde君と河南がいる。
そして何で喧嘩が勃発したかと言うと
hyde君のせいで
僕がテレビに映らないと河南が文句を言ったからだ。
そりゃフロントマンのhyde君だし
僕はドラムだから仕方ないし
全然気にしてないけど
せめて少しずれてくれれば映るのにと
河南がしょんぼりしていたのだ。
「私はhydeじゃなくてユキが見たいんだもん」
笑顔になった河南が
僕の後ろに隠れていたずらに言った。
その言葉に絶句したhyde君に
てつ君もけん君も笑っていた。
h『俺じゃなくて...』
そりゃあね、フロントマンだから
hyde君が一番なのにね。
僕は嬉しいのに
hyde君には気の毒だと思わざるを得ない。
y『何か...ごめん』
思わず謝ってしまったことに対して
また、てつ君もけん君も笑った。
「ユキのファンだって
hydeよりユキが見たいでしょ?」
t『せやな』
そしてこの一件から僕の回りでは
前からも後ろからもカメラが多くなった。
どんな顔をすればいいか分からなくて
戸惑うことばかりだと
河南に話したら河南は言ったんだ。
「笑わなくてもいいんだよ」
「ユキが一心不乱に
ドラムを叩いてる姿が見られるだけでいいんだ」
そして河南が僕の背中にくっついて更に言った。
「ユキの笑顔は私だけのものだもん」
照れる様子もなく平然と言った河南は
さすがhyde君をより間近で見てるだけあって
少しのことじゃ怯まない。
こっちの方が照れてしまう。
「ユキ、今、照れてるでしょ?」
見透かされてしまうけど
河南は僕よりも年下なのに
僕は手の平で転がされていると思う。
悪い気はしないし
河南になら問題ない。
それはきっとhyde君も同じかな。
hyde君には悪いけど
河南がhyde君のいとこじゃなければ
より良かったのに。
だって河南と結婚したら
僕とhyde君もいとこじゃん。
正直、嫌だな。
まいっか
そしたらhydeって呼び捨てにしてやろうかな。
だって僕の方が2ヶ月年上だし。
「ユキ、何か黒オーラ出てるよ?」
y『ん~、秘密』
僕の笑った顔を覗く河南にキスをした。
今ごろhyde君はくしゃみでもしてるかな(笑)
ー終わりー