レーズンバター(hyde)
1ヶ月近く経った頃だった。
河南の目の前にはOWLのドア。
会いたい気持ちも
所詮、私なんかと思って
ドアに触れずに通り過ぎる。
部屋まで行って
飲みたい気持ちに狩られて後戻りして
会いたい気持ちも手伝ってカランコロンと音を立てるドアを開けてしまった。
hydeのいつもの位置。
見ないように進んだ。
影だけで、それだけで分かってしまう。
会えて嬉しいのか
悔しい気持ちなのか
浮かれて悪いのか
気持ちが分からなくて
脳内が爆発しそうで
レーズンバターは忘れてしまっている。
「酔いたいんです。
強いのを下さい」
そうマスターに言いながら
河南の目には涙が溢れそうだ。
マスターも察してるのだろう。
普段なら聞く口も無口のまま。
気づいているであろう向こうの彼もまた無口なまま。
やりきれない想いを隠す。
「もう一杯ください。」
泣きそうな自分にびっくりしているのと同時に泣きそうな河南。
疲れからかすでに酔いが回ってしまって帰ることにした。
足元がおぼつかずフラついている。
河南の目の前にはOWLのドア。
会いたい気持ちも
所詮、私なんかと思って
ドアに触れずに通り過ぎる。
部屋まで行って
飲みたい気持ちに狩られて後戻りして
会いたい気持ちも手伝ってカランコロンと音を立てるドアを開けてしまった。
hydeのいつもの位置。
見ないように進んだ。
影だけで、それだけで分かってしまう。
会えて嬉しいのか
悔しい気持ちなのか
浮かれて悪いのか
気持ちが分からなくて
脳内が爆発しそうで
レーズンバターは忘れてしまっている。
「酔いたいんです。
強いのを下さい」
そうマスターに言いながら
河南の目には涙が溢れそうだ。
マスターも察してるのだろう。
普段なら聞く口も無口のまま。
気づいているであろう向こうの彼もまた無口なまま。
やりきれない想いを隠す。
「もう一杯ください。」
泣きそうな自分にびっくりしているのと同時に泣きそうな河南。
疲れからかすでに酔いが回ってしまって帰ることにした。
足元がおぼつかずフラついている。