レーズンバター(hyde)
2人で店を出る。
「ごちそうさまでした」
河南はhydeを見上げた。
「あの時の涙の理由…聞かせてくれないか」
どうしてもあの時の姿が離れないhydeの中では聞かざるを得ない。
「妹が…私の彼と仲良くなって」
気付いた時点で冷めたはずなのに泣いてバカみたいと河南。
「私が帰るまで2人で抱き合ってるんです」
だから残業だと嘘をついて時間潰しにOWLに立ち寄り
頃合いを見て帰宅。
別れを切り出したが答えてもらえずに
部屋に来ては妹と男女仲になるから
帰りたくなくて
引っ越しも考えたけど
OWLがお気に入りだから離れたくないのだと。
「割り切れればいいんですけどね」
苦笑いする河南の手を握りしめた。
こんな話を聞いたら余計に離したくないとさえ思う。
「河南!」
どこからか男の声がした。
いかにも嫉妬深そうな男ががひとり。
「こいつ誰だよ」
「あなたには関係ない」
河南は単調に答えた。
hydeの前で彼氏面してほしくないと怒りをあらわにしている。
しかも店の前で恥知らずな男の顔なんか殴り飛ばしたい気分だった。
「人を待たせておいて浮気かよ」
「私なんか待ってないくせに…」
これ以上の言い合いは無意味。
疲れるだけと判断した。
「ごちそうさまでした」
河南はhydeを見上げた。
「あの時の涙の理由…聞かせてくれないか」
どうしてもあの時の姿が離れないhydeの中では聞かざるを得ない。
「妹が…私の彼と仲良くなって」
気付いた時点で冷めたはずなのに泣いてバカみたいと河南。
「私が帰るまで2人で抱き合ってるんです」
だから残業だと嘘をついて時間潰しにOWLに立ち寄り
頃合いを見て帰宅。
別れを切り出したが答えてもらえずに
部屋に来ては妹と男女仲になるから
帰りたくなくて
引っ越しも考えたけど
OWLがお気に入りだから離れたくないのだと。
「割り切れればいいんですけどね」
苦笑いする河南の手を握りしめた。
こんな話を聞いたら余計に離したくないとさえ思う。
「河南!」
どこからか男の声がした。
いかにも嫉妬深そうな男ががひとり。
「こいつ誰だよ」
「あなたには関係ない」
河南は単調に答えた。
hydeの前で彼氏面してほしくないと怒りをあらわにしている。
しかも店の前で恥知らずな男の顔なんか殴り飛ばしたい気分だった。
「人を待たせておいて浮気かよ」
「私なんか待ってないくせに…」
これ以上の言い合いは無意味。
疲れるだけと判断した。