美男と野獣(hyde)
鏡の中の自分を見ると
自分が醜いと感じる。
綺麗だねって言われたことはなく
可愛いねってお世辞程度くらい。
スタイルだって
細身のパンツが似合うわけじゃない。
細い男性の太ももよりも
太いだろう太ももと
妊婦じゃないのにお腹の目立つ腰回りは
いつもさりげなく隠してしまう。
ようは自分に自信がないのが私である。
下を向いてばかりではない
それなりに楽しくしてはいる。
姉御タイプと言われる内面より
外見がどうしてもコンプレックスなのだ。
それなのに
今、私の隣にいる彼が
何故、私の隣にいるのかが最大のミステリー。
私より細いし
私より軽いし
私より小さいんじゃないか。
どう見ても美男と野獣。
二人でいる部屋の中は
二人で寄り添ってゲームをしたり
映画を見ては二人で感動して目を潤ませたり
時には笑い合って
だけど体の関係は未だにない。
手を繋いだことも
軽いキスをしたこともあるけど
私にはそれ以上をする勇気はない。
hydeと出会ったのは音楽スタジオ。
スタジオの受付をしている私に
hydeが気さくに話しかけてくれて
それから今がある。
特に好きだからとかの告白もなく
オフだから遊びに来てと言ってくれて
何度も同じ時間を過ごすうちに
手を繋いでキスをして
私たちは恋人同士でいいのかなと疑問が出来て
hydeに聞いたらそうだねって答えてくれた。
『泊まってけばええやん』
そう言ってくれたけど
泊まるイコールを想像してしまって
勇気は出ない。
「おやすみ」
hydeの部屋のドアを閉める。
こんな私じゃどう考えても釣り合わない。
ため息しか出ない。
帰り道のショーウィンドーには
スタイルがいいとは言えない私が
自信なさそうに映っていた。
ナンパされたりスカウトされたり
そんなことも夢のまた夢。
お化粧しておしゃれしても
私なんかが綺麗になれるはずもない。
三半規管が弱いせいで
運動をすると目眩と頭痛がするために
運動をするダイエットが苦手。
食事を減らしたり
軽いヨガをしてみたりしているけど
しっかりとした運動をしてないせいか
やはり限度がある。
痩せたい
痩せて綺麗になりたい
そう思うことは私だけじゃないのは
たぶんそう。
そう思うたびに
何故hydeが私を恋人にしたのか分からなくて
余計に自信を喪失させていた。
悩んでいても自宅に自然に着くわけで
私は気持ちを抑えるために酒を浴びた。
久しぶりにロックで呑んだ酒は
私の体を汚染して
朝の時間さえ麻痺させる。
休みだしいいか・・・
鳴る携帯も無視して夢の中をhydeで埋めた。
呑みながらhydeのDVDを見ていたせいかな
好きなのにさらけ出せない私がいる。
自分が醜いと感じる。
綺麗だねって言われたことはなく
可愛いねってお世辞程度くらい。
スタイルだって
細身のパンツが似合うわけじゃない。
細い男性の太ももよりも
太いだろう太ももと
妊婦じゃないのにお腹の目立つ腰回りは
いつもさりげなく隠してしまう。
ようは自分に自信がないのが私である。
下を向いてばかりではない
それなりに楽しくしてはいる。
姉御タイプと言われる内面より
外見がどうしてもコンプレックスなのだ。
それなのに
今、私の隣にいる彼が
何故、私の隣にいるのかが最大のミステリー。
私より細いし
私より軽いし
私より小さいんじゃないか。
どう見ても美男と野獣。
二人でいる部屋の中は
二人で寄り添ってゲームをしたり
映画を見ては二人で感動して目を潤ませたり
時には笑い合って
だけど体の関係は未だにない。
手を繋いだことも
軽いキスをしたこともあるけど
私にはそれ以上をする勇気はない。
hydeと出会ったのは音楽スタジオ。
スタジオの受付をしている私に
hydeが気さくに話しかけてくれて
それから今がある。
特に好きだからとかの告白もなく
オフだから遊びに来てと言ってくれて
何度も同じ時間を過ごすうちに
手を繋いでキスをして
私たちは恋人同士でいいのかなと疑問が出来て
hydeに聞いたらそうだねって答えてくれた。
『泊まってけばええやん』
そう言ってくれたけど
泊まるイコールを想像してしまって
勇気は出ない。
「おやすみ」
hydeの部屋のドアを閉める。
こんな私じゃどう考えても釣り合わない。
ため息しか出ない。
帰り道のショーウィンドーには
スタイルがいいとは言えない私が
自信なさそうに映っていた。
ナンパされたりスカウトされたり
そんなことも夢のまた夢。
お化粧しておしゃれしても
私なんかが綺麗になれるはずもない。
三半規管が弱いせいで
運動をすると目眩と頭痛がするために
運動をするダイエットが苦手。
食事を減らしたり
軽いヨガをしてみたりしているけど
しっかりとした運動をしてないせいか
やはり限度がある。
痩せたい
痩せて綺麗になりたい
そう思うことは私だけじゃないのは
たぶんそう。
そう思うたびに
何故hydeが私を恋人にしたのか分からなくて
余計に自信を喪失させていた。
悩んでいても自宅に自然に着くわけで
私は気持ちを抑えるために酒を浴びた。
久しぶりにロックで呑んだ酒は
私の体を汚染して
朝の時間さえ麻痺させる。
休みだしいいか・・・
鳴る携帯も無視して夢の中をhydeで埋めた。
呑みながらhydeのDVDを見ていたせいかな
好きなのにさらけ出せない私がいる。