レーズンバター(hyde)

親睦会だと言われ連れて来られた場所で河南と会った。

二人で見つめ合う時間だけが過ぎて行く。

女の手がhydeの腕に絡んでいるのを見た河南をhydeは見ていた。

空気の読めない女の一言で河南が去ってしまったのを
hydeが追いかける。

弁解する言葉はない。

ただ触れたくて
愛したくて
力ずくでキスした。

離れていた時間を取り戻すかのように
むしゃぶりつく。

答えてくれる河南が更に愛おしい。

涙を拭う。

待っていて。
河南の元へ帰るから。

その思いで言った。

「愛してる」
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