夢短編

好きだから同棲したんだよ。当たり前のことじゃん?おれは彼女が好きで、一緒にいたくて同棲始めたの。ほら、普通でしょ?
出会い?出会いはねえ、近所のコンビニで落とし物拾ってもらったんだあ。ね、良い子でしょ?それがさあ、またかわいいんだよね。おれ、一目惚れしちゃってさ、好きです!なんて言っちゃってさ。そしたら彼女びっくりしちゃってさあ、それがめっちゃかわいかったんだよねえ。って、何言わせんだよ、もう。
まあ全然喋るけど?彼女とのことなんてさあ、友達にも言えなくてさあ。ほら、彼女シャイだから。いやあ話せて嬉しいわ。え?惚気?いいじゃんいいじゃん聞いてよ。
それでさあ、彼女が照れて帰っちゃったからさ、おれ頑張ったんだよ?褒めてよ。初めて会ったときに連絡先交換するの忘れちゃってさ、彼女ちょっとおっちょこちょいなんだよ。かわいいでしょ。あ、話ずれたから戻すね。それで、連絡先と仕事先と住所調べて、会いに行ったの。好きですって花束持って。やっぱ告白は花束でしょ?女の子ってそういうの好きかなって思ってさ。
でも誰だか知らないので無理ですって断られてさ、ショックだったなあ。でもね、おれも悪いの。名前とか教えてなかったし。おれは彼女のこと知ってるけどさ、彼女はおれのこと知らないじゃん?だから失敗したって思って、自己紹介したのよ。彼女ずーっとおれの話聞いてくれて嬉しかったなあ。
そう、やさしいんだよ、彼女は。おれのこと毛嫌いしてる奴らとは違ってさ、彼女はおれの目を見て聞いてくれるんだ。馬鹿にだってしないし、殴ったりもしないよ。ホントに良い子なの。おれにはもったいないくらい。すっげえ好きなんだ。あいしてる。
それから?そっからはね、トントン拍子に話が進んでさ、同棲することにしたの、おれたち。彼女が頷いてくれたときは飛び跳ねそうなくらい嬉しかったなあ。いやもちろん飛び跳ねたりなんかしてないよ?カッコ悪いとこなんて見せたくないからさ。
初めて彼女が家に来るときはめっちゃ緊張したなあ。ちゃんとベッドもパジャマもコップも用意したよ。せっかく彼女と同棲できるんだもん、それくらいやるのが当然でしょ?当たり前だよね。おれの家に彼女がいるってマジ幸せだわ。
え、彼女?死んでないよ?生きてるよ。
おれが殺したあ?そんなことしてないって。だっておれ、彼女のこと大好きだもんね。
そう!おれと彼女は、おれの家で幸せに暮らしてたんだから。おれと彼女の愛の巣!いいでしょ、最高でしょ?彼女も納得してくれてたんだから。
そうだよ?ご飯もお風呂もトイレも全部おれがしてあげるの。おれがいないとだめって彼女が言うからさ、そりゃもう喜んで!って感じだよね。
あ!そろそろご飯の支度しなきゃだわ。ってことで帰してくれる?かわいいかわいい彼女が待ってるからさあ、早く帰んなきゃなんだよね。彼女寂しがってるからさ、ね、そこどいてよ。
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