黒の始まり
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あれからというもの羊や中也はなにやら忙しそうだ
どうやらまた川向こうに行きポートマフィアに攫われたらしい。
まぁ私にはそんなこと関係ないと異能を使って部屋を出た。
外を歩きながら最近私が調べたことを話すとでもしよう。
私の知っている情報としては最近この擂り鉢街にポートマフィアが来ているらしい。
理由としては荒覇吐だポートマフィアの元首領が起こしているらしいと…
だが私は荒覇吐の正体を知っている。
中也が荒覇吐についてこだわる理由も私は知っている。
彼女は暫く歩いてこの間で拾った猫を逃がし
いつもの様に食料調達と情報収集をしようと思ったその時だ
「ねぇ」
さっきまで人の気配なんてなかったはずだかけられた声から察するに年は近いはずだしかし、空気というか雰囲気が酷く冷たい
咄嗟に異能を使って少年の背後を取り首元にナイフあてた
「貴方、何者…?」
「おや、苦しまないで殺してくれるのかい?」
何やら不気味な雰囲気をまとう少年はこの状態でもそういって笑みをこぼした
正直ぞっとしたこんなにも闇を纏う人間など見たことはないし目の前に死を待ち望んでる笑み何も映していない瞳これ以上関わらないほうが賢明だと考えればさっさと逃げようと異能を使おうとしたとき手首を掴まれた
おかしいたとえ手を掴まれたとしても逃げることが出来る
しかし異能そのものが反応しない頭の中でガンガンと警報がなる
咄嗟に少年の足を蹴り体制を崩した拍子に手が離れた瞬間にすぐさま異能を使って逃げた
「ふっ…面白い子だ」
そんな彼女をみてさらに楽しそうに笑みを浮かべていたとも知らずに
そして知らず知らずに巻き込まれているのにまだ気づいていない彼女は
先ほどの事をなかったとでもいうようにいつも通りの日常を過ごすのであった。
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