短編
白石side
今日は久しぶりの七瀬とのデート。デートだからって、私がわがままを言って待ち合わせをしてもらった。私は15分前について待ってるんだけど...
「まいやん!ごめん、待った?」
「ううん!全然!」
か、可愛すぎる‼︎
まだ時間の5分前なのに気を遣ってくれる優しさよ
「なに、まいやん。なんか変?」
「いやいや!似合ってるなぁと思って」
「///」
かわい。天使かよ
「じゃあ行こっか」
「うん、」
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デートを初めてから約15分。私は早くも嫉妬していた。
行き交う人がみんな振り向くから。七瀬はにっこにこの笑顔で、肩を露出してるし、そりゃあ振り向く気持ちもわかるよ?だけどさ、むかつくじゃん、やっぱり。
「...やん?おーい!まいやん!」
「....ん⁉︎どうかした?」
「いや、ぼーっとしてたから。ななとのデート楽しくない?」
「いや‼︎ちょー幸せ!幸せに浸ってぼーっとしてただけ」
「そっか、よかった!」
「うん!」
「なぁまいやん、次あれ乗りたい」
「いいね!レッツゴー!」
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西野side
「疲れたー」
「私なんか飲み物買ってくるから、ここで休んでて」
「わかった、ありがとう」
「いーえ、ここから動いちゃだめだよ」
「わかった」
遊園地が久しぶりだったからはしゃぎすきた。まいやんも疲れてるはずなのに、ななの彼女はめっちゃ優しいんやで!
「ねーねーお姉さん、俺らと遊ばない?」
「え、」
「ほら一緒にいこうよ」
「ちょ、やめて下さい」
怖い....
「ほらほら、「その手、離してもらえますか」
「まいやん......」
「その子、私の彼女なので」
「ちぇ、おいお前ら、行くぞ」
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白石side
「七瀬、ごめんね、そばにいてあげられなくて。怖かったよね?」
「ううん、大丈夫やよ。それに、まいやんは守ってくれたやん」
「うん......」
「でも、なんでななだったんやろ?」
「そんなの七瀬がかわいいからでしょ?!」
「???」
呆れた....自覚なしとは...。
鈍感な君が好きだけど、自分の可愛さに気づいてほしいな
「ねぇ七瀬、今日うちに来て」
「お泊り?やった!」
今日は寝れると思わないでね、七瀬
「七瀬、かわいい」
「もういやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」