告白してきたのはお嬢様
西野side
プルルルルル
『七瀬さん?』
「麻衣さん?どうしたんですか?」
『なんか声が聞きたくなりましたの、』
「......」
『...ごめんなさい、迷惑ですよね、切ります』
「待ってください、少しおはなししたいです。」
『ホントですか⁉嬉しいです!』
「麻衣さんの声は落ち着きます...」
『そうですか...』
麻衣さんの声は穏やかで優しくて、落ち着く。
他愛のない会話をして穏やかな時間を過ごす。
『七瀬さん、今度の日曜日暇ですか?』
「はい...」
『そうですか、』
ーーーーーーーーーー
《数日後...》
今日は日曜日だけど、お母さんとお父さんは旅行に行って、ななはお留守番。
ピンポーン
「はーい、」
「七瀬さん!でかけましょう!」
「え」
「ほら!早く!」
なんやわからんうちに無駄になっがい車に乗せられた
「七瀬さん、どこか行きたい場所はある?」
「とくには...」
「じゃあ、ショッピングでもしましょうか、運転手さん、いつものところまで」
(かしこまりました)
「あの...いつものところって...」
「私がよくお洋服を買いに行くところ」
なんか、すごくたかそう
「あの、私、そんなにお金持ってなくて」
「大丈夫よ、」
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カランコロン
ひっろ...
ついてお店は..めちゃめちゃ天井が高くて、めちゃめちゃ広かった。
「これ、七瀬さんに似合うんじゃない?」
いえいえ、こんなに高いのななには買えません...
「あ、これかわいい...」
「確かに、七瀬さんに似合いそうですね!」
「違います、麻衣さんに似合いそうだなって」
「......」
「すみません、センス無いですよね」
「すみません、これ試着いいですか?」
「麻衣さん?」
「七瀬さんが選んだものにセンスないなんてことありませんわ」
「.....」
「着てきますね!」
シャー
「どうですか?」
綺麗...ななが選んだ服を着て裾を広げる麻衣さんはまるでモデルだ。
「似合って...ますか?」
「似合ってます!とっても綺麗...」
「///嬉しいです!すいません、これください!」
「.....」
「今日のデートはこれを着て楽しみます!」
「デート?」
「七瀬さんの服は私が選びますね!」
「これとかどうですか?」
「...かわいいですね」
「ヘヘッじゃあ着てみてください!」
シャー
「か、かわいい...すみませーん、これください!」
「え?ちょっと...麻衣さん、私そんなお金持ってないです」
「大丈夫です、私が払いますから」
「いやいやいや、私が着る服なんですから」
「初めてのプレゼントということで!...だめですか?」
目をウルウルされては、断ることなんてできない。
「ありがとうございます、お礼になにかします!」
「いいですよ、そんな」
「いいですから、行きますよ?」
「あ、ちょ、七瀬さん!」
「運転手さん、私の自宅までお願いします。」
「かしこまりました」
「あ、その前に近くのスーパーにもよっていただけますか?」
「かしこまりました」
「あ、の〜?七瀬さん?意図がつかめないのですが...」
「到着しました」
「ありがとうございます。ほら麻衣さん、立って下さい、行きますよ」
ななは手を引いてスーパーへと歩きだした。
to be continued......
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