告白してきたのはお嬢様
西野side
「おはようございます、七瀬さん。今日もかわいいわね。」
朝玄関を出たら、昨日告白してきた生徒会長が立っていました
「え、」
「ほら、行きましょう?」
「え、車?」
「お嬢様、そろそろお時間でございます。」
「えっちょっ」
ガタッ ブ−
「生徒会長、どういうことですか?」
「麻衣。私の名前は生徒会長じゃなくて白石麻衣。」
「麻衣...さん...」
「はい、お弁当作ってきましたの、ぜひ食べて?」
「あ、ありがとうございます」
「あと、帰りも迎えに行くので」
「え、今日はかずみんと帰る...」
「じゃあ高山さんも一緒に帰りましょう」
「......」
ガチャ
「お嬢様、行ってらっしゃいませ」
「ありがとう、ほら、七瀬さんも行きましょう?」
「あ、はい!」
「行ってらっしゃいませ」
ザワザワ
((おい、あいつ誰だ?))((生徒会長と一緒に来る人はじめて見た))
周りの声も気になるけど、それよりも、手、手が...
「ま、麻衣さん?あの、手がですね」
「どうしたの?」
「離していただきたいなぁ、と」
「いやよ」
「え、」
「それに、もう少しで教室よ?」
「あ、はい」
「じゃあ、また後できますわ」
「は、はい」
後ろ姿だけでも画になるなぁ
「「「「なぁちゃん!どうしたの?!」」」」
「なにが?」
「生徒会長のことだよ!」
「あんなぁ、朝玄関のドア開けたらいてん」
「「「「えっ」」」」
「そしたら車に乗せられて、そしたらあっという間についた」
「なんで恋人繋ぎしてたの?!」
「そんなん知らんわ?!ななのほうが聞きたいわ⁉」
「うぉ...」
「どうしてくれるん⁉」
「「「「うーん....」」」」
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
(おーい 早く座れー)
((((はーい))))
「つづきはまた後でなぁ」
「ありがとうな松」
ーーーーーーーーーー
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「七瀬さん!お昼ごはん一緒に食べましょう!」
「「「「「「「「生徒会長?!」」」」」」」」
「ほら、行きましょう?」
「あの、今日は5人で食べたくて...」
「じゃあ、混ぜてください!」
「でも「「「「全然だいじょうぶですっ」」」」
「え「ありがとうございます!」
なんで一緒に食べなあかんねん。相談しようと思ってたのに。
できへんやんか
「「「「美味しそうっ」」」」
「なぁちゃん、一口くれ〜〜〜」
「皆さんにそう言ってもらえるなんて、早起きしたかいがありましたわ」
なんなん、急に馴染んじゃって
「七瀬さん、あーん」
え
「七瀬さん、食べてくれないんですの?」
「なぁちゃん、食べへんの?ならまちゅがもらうで〜」
「食べる!あー」
(か、かわいっ)「あーん」
おいしい、なんかお金持ちの味がする
ーーーーーーーーーー
「七瀬さん、ちょっとまって」
「へ?」
「これ、私の連絡先。交換しましょう?」
「....わかりました。」
「良かったぁ、嬉しいです!」
あれ、かわいい
「これでいつでもお話できますね!」
「...そうですね」
「なぁーちゃーん、はやくー」
「今行くー」
教室入ったらクラスのみんなにジロジロ見られた。
to be continued......