坂田銀時(現在95篇)

夜、銀時が突然家に怒鳴り込んできた。

「何で今日が誕生日って教えてくれなかったんだよ!」

咄嗟に「ごめん」と謝る私の腕を掴み、荒々しく抱き寄せた銀時は

「反省してんなら残り僅かな今日の時間を全て俺に寄こせ」

と言って口付ける。

「好きな女の記念日は、独り占めしてェんだよ」




独り占め宣言の後、銀時の求めるまま時間を預けた。
惜しみなく与えられる想いと熱に浮かされながら過ごした幸せな時も、あとわずか。

「未だ言ってなかったよな。おめでとさん」

優しく髪を撫でながら言われたのは、日付が変わる数秒前。

「来年は、日付が変わった瞬間に言ってやるよ」

20180119(金)18:16
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