永劫の間で(九尾銀時)
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「……やれやれ」
眠ってしまった女をしっぽに横たわらせ、体が冷えぬようにと更に別のしっぽを被せながら、銀時が言う。
「まさかこんなトコに人間が来るなんて思ってもみなかったからなァ。っつーか誰だよ、コイツをこんな山奥まで追い込んだ輩ってのは。俺の縄張りで勝手なことしてんじゃねーっての」
気怠そうに言ってはいるが、その瞳は紅く鋭い光を放っている。それは銀時がこの辺りを仕切るに値するだけの強さを象徴していた。もしも女が疲れて深い眠りに就いていなければ、今頃は銀時から発せられた恐ろしい殺気で気が狂ってしまっていたかもしれない。
そうは言っても、少しは何かを感じたのだろうか。「うーん」と小さく唸った女が身動ぐ。ハッとしたように殺気を消した銀時は、一つ大きく深呼吸をし、
「とりあえずまずは、コイツからだ」
と自身に言い聞かせた。
「人里まで送り届けてやるのは簡単だが、その前に目を治してやんねーとなァ。……それにしても、妖怪の前でこんな無防備な姿で寝ちまうなんて、どんだけ俺を信用してやがんだ? いくら目が見えてねェとは言え、こっちは妖怪だと名乗ってんだから、普通少しは怯えたりするもんだろーが」
面倒臭そうにブツブツと呟く銀時。だが眠る女を見る眼差しは、先程までの鋭さが嘘のように優しかった。
眠ってしまった女をしっぽに横たわらせ、体が冷えぬようにと更に別のしっぽを被せながら、銀時が言う。
「まさかこんなトコに人間が来るなんて思ってもみなかったからなァ。っつーか誰だよ、コイツをこんな山奥まで追い込んだ輩ってのは。俺の縄張りで勝手なことしてんじゃねーっての」
気怠そうに言ってはいるが、その瞳は紅く鋭い光を放っている。それは銀時がこの辺りを仕切るに値するだけの強さを象徴していた。もしも女が疲れて深い眠りに就いていなければ、今頃は銀時から発せられた恐ろしい殺気で気が狂ってしまっていたかもしれない。
そうは言っても、少しは何かを感じたのだろうか。「うーん」と小さく唸った女が身動ぐ。ハッとしたように殺気を消した銀時は、一つ大きく深呼吸をし、
「とりあえずまずは、コイツからだ」
と自身に言い聞かせた。
「人里まで送り届けてやるのは簡単だが、その前に目を治してやんねーとなァ。……それにしても、妖怪の前でこんな無防備な姿で寝ちまうなんて、どんだけ俺を信用してやがんだ? いくら目が見えてねェとは言え、こっちは妖怪だと名乗ってんだから、普通少しは怯えたりするもんだろーが」
面倒臭そうにブツブツと呟く銀時。だが眠る女を見る眼差しは、先程までの鋭さが嘘のように優しかった。
