私の彼氏はS属性(沖田)
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「詩織は俺の所有物だって事を周知徹底させておかなきゃ、後で色々と面倒だしな」
「そ……だったんだ……私はてっきり……」
胸元を押さえながら小さく呟く私を、総悟君が抱きしめる。
「てっきり……って事はやっぱり期待してたって事ですかィ? 何なら今からでもご期待に応えやすぜ」
「え? いや、その……」
「冗談ですって。未だアンタはお子ちゃまだからねェ。もう暫くは我慢しまさァ」
ククッと笑って言った総悟君は、完全に私を子ども扱いするようにポンポンと頭を叩いてくる。正直ホッとはしたものの、それと同じくらいに悔しさも湧き上がってきて、私は思わず叫んでしまった。
「子供じゃないもん! 私だって……っ」
そこからの行動は、私自身も驚いてしまったもので。
叫んだと同時に勝手に動いた体は、強引に総悟君の襟元を掴む。そのまま首筋に唇を寄せた私は、強く吸いついた。
「詩織――っ!」
驚く総悟君を無視して出来るだけ強く吸い付き、紅を残す。挑むように総悟君を見た私は、してやったりの感情を乗せて言った。
「大人のプレゼント、お気に召しましたか?」
ふん、と鼻息荒く腰に手を当てれば、ポカンと私を見る総悟君。だがやがてプッと吹き出すと、堪え切れなくなったのか爆笑する。
「あはははは……っ! こりゃ一本取られやしたね。こんな隠しようのない場所に痕を付けられちまうとは」
たった今私が痕を付けた場所に手を当てて笑い続ける総悟君は、何だかとても嬉しそうだった。
「詩織がこんなにも情熱的だったとは知りやせんでした。子供って言葉は前言撤回した方が良いかもしれねェな」
「是非撤回してよ。大体私たち、同い年じゃない。私が子供だったら、総悟君だって子供だよ」
「そうでしたっけね。……だったら、本当の意味での大人なプレゼントを期待しても良いって事ですかィ?」
「え? あの、それとこれとは……」
再び話が危険な方向へと向かってしまい、慌てる私。そんな私を見て楽しそうにしている総悟君に、私は言った。
「もう……総悟君の意地悪っ!」
渾身の力を込めて怒鳴りつけたはずだったのに、総悟君の笑いは収まるどころか酷くなるばかりで。
「今更何言ってるんだか。アンタの困った顔を見るのが、今の俺の最大の楽しみなんですぜ?」
「……っ!」
返ってきた言葉に何も言えなくなった私に、総悟君がキスを落とす。
「サイッコーの誕生日プレゼント、確かに受取りやした」
そう言った総悟君が見せたのは、私が今までに見た中で一番良い笑顔だった。
~了~
「そ……だったんだ……私はてっきり……」
胸元を押さえながら小さく呟く私を、総悟君が抱きしめる。
「てっきり……って事はやっぱり期待してたって事ですかィ? 何なら今からでもご期待に応えやすぜ」
「え? いや、その……」
「冗談ですって。未だアンタはお子ちゃまだからねェ。もう暫くは我慢しまさァ」
ククッと笑って言った総悟君は、完全に私を子ども扱いするようにポンポンと頭を叩いてくる。正直ホッとはしたものの、それと同じくらいに悔しさも湧き上がってきて、私は思わず叫んでしまった。
「子供じゃないもん! 私だって……っ」
そこからの行動は、私自身も驚いてしまったもので。
叫んだと同時に勝手に動いた体は、強引に総悟君の襟元を掴む。そのまま首筋に唇を寄せた私は、強く吸いついた。
「詩織――っ!」
驚く総悟君を無視して出来るだけ強く吸い付き、紅を残す。挑むように総悟君を見た私は、してやったりの感情を乗せて言った。
「大人のプレゼント、お気に召しましたか?」
ふん、と鼻息荒く腰に手を当てれば、ポカンと私を見る総悟君。だがやがてプッと吹き出すと、堪え切れなくなったのか爆笑する。
「あはははは……っ! こりゃ一本取られやしたね。こんな隠しようのない場所に痕を付けられちまうとは」
たった今私が痕を付けた場所に手を当てて笑い続ける総悟君は、何だかとても嬉しそうだった。
「詩織がこんなにも情熱的だったとは知りやせんでした。子供って言葉は前言撤回した方が良いかもしれねェな」
「是非撤回してよ。大体私たち、同い年じゃない。私が子供だったら、総悟君だって子供だよ」
「そうでしたっけね。……だったら、本当の意味での大人なプレゼントを期待しても良いって事ですかィ?」
「え? あの、それとこれとは……」
再び話が危険な方向へと向かってしまい、慌てる私。そんな私を見て楽しそうにしている総悟君に、私は言った。
「もう……総悟君の意地悪っ!」
渾身の力を込めて怒鳴りつけたはずだったのに、総悟君の笑いは収まるどころか酷くなるばかりで。
「今更何言ってるんだか。アンタの困った顔を見るのが、今の俺の最大の楽しみなんですぜ?」
「……っ!」
返ってきた言葉に何も言えなくなった私に、総悟君がキスを落とす。
「サイッコーの誕生日プレゼント、確かに受取りやした」
そう言った総悟君が見せたのは、私が今までに見た中で一番良い笑顔だった。
~了~
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