私の彼氏はS属性(沖田)
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七夕を無事終えた翌日。
町内会で飾っていた笹飾りを片付けながら、何とは無しに短冊を読んでいた。
下の方に飾られていた物には、近所の子供達の素直で可愛い願いがたくさん書かれている。
ーー魔法使いになりたい
ーー大きくなってパパより強くなりたい
ーーママをお嫁さんにしたい
「子供らしい願いだねぇ」
微笑ましさにほっこりしつつ一枚ずつ取り外して袋にまとめていけば、途中からその雰囲気がガラリと変わった。
ーーマダオを卒業したい
ーーブランドを貢いでくれるお客さんが増えますように
ーーあんぱんあんぱんあんぱん……
「書いた人が分かりそうな内容だけど、最後のは願いっていうより呪いじゃないの?」
恐怖を感じながらも急いで袋に突っ込むと、更に高いところの短冊に手を伸ばした。
「あと数枚ってとこかな」
残りの短冊も取り外していく。
ーーお妙さんが振り向いてくれますように
ーーマヨネーズの国は何処だ?
「あの二人も書いてくれてたんだ。近藤さんはともかく、土方さんは見た目とのギャップが凄い内容だなぁ。……って、あれ?」
思わず目を瞬いた。
ーー七月八日生まれ 沖田総悟
「これ……総悟くんの字だよね」
願い事の短冊に書かれていたのは、何故か彼の誕生日。初めて知った個人情報に、私は思わず慌ててしまった。
「総悟くんって、今日が誕生日だったんだ!どうしよう……」
実は付き合い始めて未だ一ヶ月ほどの私たち。知り合ってからは一年経っていても、お互いについて知らない事は山ほどあるから、少しずつ分かっていけば良いと話したのはつい数日前だ。
でもさすがに付き合い始めて最初の誕生日は、彼だって何かを期待するだろう。
どうしたものかと考えながら笹飾りを片付けていた私だったが、片付けが終わる頃。
ある一つの案に到達し、思い切ってそれを実行することにした。
町内会で飾っていた笹飾りを片付けながら、何とは無しに短冊を読んでいた。
下の方に飾られていた物には、近所の子供達の素直で可愛い願いがたくさん書かれている。
ーー魔法使いになりたい
ーー大きくなってパパより強くなりたい
ーーママをお嫁さんにしたい
「子供らしい願いだねぇ」
微笑ましさにほっこりしつつ一枚ずつ取り外して袋にまとめていけば、途中からその雰囲気がガラリと変わった。
ーーマダオを卒業したい
ーーブランドを貢いでくれるお客さんが増えますように
ーーあんぱんあんぱんあんぱん……
「書いた人が分かりそうな内容だけど、最後のは願いっていうより呪いじゃないの?」
恐怖を感じながらも急いで袋に突っ込むと、更に高いところの短冊に手を伸ばした。
「あと数枚ってとこかな」
残りの短冊も取り外していく。
ーーお妙さんが振り向いてくれますように
ーーマヨネーズの国は何処だ?
「あの二人も書いてくれてたんだ。近藤さんはともかく、土方さんは見た目とのギャップが凄い内容だなぁ。……って、あれ?」
思わず目を瞬いた。
ーー七月八日生まれ 沖田総悟
「これ……総悟くんの字だよね」
願い事の短冊に書かれていたのは、何故か彼の誕生日。初めて知った個人情報に、私は思わず慌ててしまった。
「総悟くんって、今日が誕生日だったんだ!どうしよう……」
実は付き合い始めて未だ一ヶ月ほどの私たち。知り合ってからは一年経っていても、お互いについて知らない事は山ほどあるから、少しずつ分かっていけば良いと話したのはつい数日前だ。
でもさすがに付き合い始めて最初の誕生日は、彼だって何かを期待するだろう。
どうしたものかと考えながら笹飾りを片付けていた私だったが、片付けが終わる頃。
ある一つの案に到達し、思い切ってそれを実行することにした。
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