永劫の間で(九尾銀時)
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「はーい、ちょっとばかし銀さんから離れててね〜」
そう自分から距離を取るよう指示をし、懐から何かを取り出す。それを思い切り地面に叩きつけると次の瞬間、銀時の全身が煙に包まれた。
「銀さんっ!?」
何が起きたのかと詩織が不安げに見守る中、派手に咽せながら煙をかき分け出てきたのはーー。
「ゲホゴホガハッ!……あ〜、死ぬかと思った。誰だよ、『人間の前で変化(へんげ)する時は、ソレっぽさが増して良いからこれを使え』っつったヤツは。煙多すぎだっつーの」
「え……? これは一体……」
詩織が呆然とするのも無理はない。目の前に現れた銀時は、九尾と呼ぶには程遠い、気配まで完全な人間の姿だったから。
「驚いたか?」
煙と咳で止まらない涙を拭いながら言った銀時に、詩織が頷く。その反応に銀時は満足げな笑顔を見せた。
「もしもまたお前に会えた時には、お前と一緒に人間の世界で生きようって決めてたんだわ」
「人間の世界って……山を下りるって事?」
「あァ。銀さんくらいの妖怪になると、妖力を隠して人間に紛れることくらい、お茶の子さいさいってやつよ。ま、そういうわけだから」
ゆっくりと銀時が手を伸ばす。腕の中に詩織を招き入れ、壊れ物を扱うように優しく抱きしめて言った。
「これからの時を、二人で一緒に生きていきたい。今までも、これからも。未来永劫俺にはお前だけだから……愛してる、詩織」
「銀さん……!」
直前まで叩いていた軽口がこれ以上なく真剣な声音となり、銀時の強い想いを伝えてくる。だがそれは言葉の裏にある哀しみをも読み取れてしまう程に真っ直ぐで、詩織の胸を切なさでいっぱいにした。
「うん……」
銀時の覚悟を理解し、全ての想いを受け止めようと詩織は、銀時の背に腕を回して答える。
「私も、銀さんを愛してる。だから私の傍で一緒に生きて……今度こそ」
時を越えて叶えられた願いは喜びの涙となり、詩織の頬を伝う。そこには例えこの先何が起きようとも、二人で生きることを決めた詩織の強い覚悟が秘められていた。
その後二人は十四郎達に事の次第を伝え、山を下りることとなる。様々な困難にぶつかりながらも、何だかんだで仲睦まじく時を過ごしていくのだが、それはまた別の話ということでーー。
〜了〜
◆次のページは、後書きという名の雑談です。
銀木の脳内垂れ流し状態になるので、何が書かれていても大丈夫!という方のみご覧下さいませ。
あ、別に裏とかではないです😅その後のあらすじ…みたいな😜
そう自分から距離を取るよう指示をし、懐から何かを取り出す。それを思い切り地面に叩きつけると次の瞬間、銀時の全身が煙に包まれた。
「銀さんっ!?」
何が起きたのかと詩織が不安げに見守る中、派手に咽せながら煙をかき分け出てきたのはーー。
「ゲホゴホガハッ!……あ〜、死ぬかと思った。誰だよ、『人間の前で変化(へんげ)する時は、ソレっぽさが増して良いからこれを使え』っつったヤツは。煙多すぎだっつーの」
「え……? これは一体……」
詩織が呆然とするのも無理はない。目の前に現れた銀時は、九尾と呼ぶには程遠い、気配まで完全な人間の姿だったから。
「驚いたか?」
煙と咳で止まらない涙を拭いながら言った銀時に、詩織が頷く。その反応に銀時は満足げな笑顔を見せた。
「もしもまたお前に会えた時には、お前と一緒に人間の世界で生きようって決めてたんだわ」
「人間の世界って……山を下りるって事?」
「あァ。銀さんくらいの妖怪になると、妖力を隠して人間に紛れることくらい、お茶の子さいさいってやつよ。ま、そういうわけだから」
ゆっくりと銀時が手を伸ばす。腕の中に詩織を招き入れ、壊れ物を扱うように優しく抱きしめて言った。
「これからの時を、二人で一緒に生きていきたい。今までも、これからも。未来永劫俺にはお前だけだから……愛してる、詩織」
「銀さん……!」
直前まで叩いていた軽口がこれ以上なく真剣な声音となり、銀時の強い想いを伝えてくる。だがそれは言葉の裏にある哀しみをも読み取れてしまう程に真っ直ぐで、詩織の胸を切なさでいっぱいにした。
「うん……」
銀時の覚悟を理解し、全ての想いを受け止めようと詩織は、銀時の背に腕を回して答える。
「私も、銀さんを愛してる。だから私の傍で一緒に生きて……今度こそ」
時を越えて叶えられた願いは喜びの涙となり、詩織の頬を伝う。そこには例えこの先何が起きようとも、二人で生きることを決めた詩織の強い覚悟が秘められていた。
その後二人は十四郎達に事の次第を伝え、山を下りることとなる。様々な困難にぶつかりながらも、何だかんだで仲睦まじく時を過ごしていくのだが、それはまた別の話ということでーー。
〜了〜
◆次のページは、後書きという名の雑談です。
銀木の脳内垂れ流し状態になるので、何が書かれていても大丈夫!という方のみご覧下さいませ。
あ、別に裏とかではないです😅その後のあらすじ…みたいな😜
