2週目
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目を覚ますと、お昼だった。
「よっぽど疲れてたんだなぁ、私」
気怠い体を引きずり、冷蔵庫を開ける。中からドリンク剤を出すと、一気に中身を飲み干した。
「うーん、効くなぁ」
ぷはぁっと豪快に息を吐いた後、込み上げてきたのは笑い。
「ふふ、おじさんみたい」
ドリンク剤の瓶を流しに置き、再び冷蔵庫に手をかける。先ほどより少しだけすっきりとした頭で中を見ると、コンビニ袋に入ったヨーグルトが目に入った。
「そう言えば昨夜、買ったんだっけ」
袋ごと中身を出し、作業台に置く。中から出てきたのは牛乳、ヨーグルト、パン、お菓子、そしてーーマヨネーズ。
「もう遅いから送ってやんなよ」というオヤジさんの鶴の一声で、家の前まで送り届けてくれたのは、黒い着流しの人。
「仕方ねェな。行くぞ」
そう面倒臭そうに言いながらも、私の歩調に合わせてゆっくりと歩いてくれた。
別れ際に「きちんと戸締りしろよ」とだけ言い残して立ち去った彼には結局、名前を聞けぬまま。
「そもそも会話がなかったもんね。コンビニに寄った時に言われた『マヨネーズは常備しとけよ』の一言くらいしか無かったもん」
おかしな人だったなとは思いながらも、さりげなく車道側を歩いてくれていた事には気付いていたから。
「またきっと、あの飲み屋さんで会えるよね」
そう呟いた私は、ブランチの準備に取り掛かった。
「よっぽど疲れてたんだなぁ、私」
気怠い体を引きずり、冷蔵庫を開ける。中からドリンク剤を出すと、一気に中身を飲み干した。
「うーん、効くなぁ」
ぷはぁっと豪快に息を吐いた後、込み上げてきたのは笑い。
「ふふ、おじさんみたい」
ドリンク剤の瓶を流しに置き、再び冷蔵庫に手をかける。先ほどより少しだけすっきりとした頭で中を見ると、コンビニ袋に入ったヨーグルトが目に入った。
「そう言えば昨夜、買ったんだっけ」
袋ごと中身を出し、作業台に置く。中から出てきたのは牛乳、ヨーグルト、パン、お菓子、そしてーーマヨネーズ。
「もう遅いから送ってやんなよ」というオヤジさんの鶴の一声で、家の前まで送り届けてくれたのは、黒い着流しの人。
「仕方ねェな。行くぞ」
そう面倒臭そうに言いながらも、私の歩調に合わせてゆっくりと歩いてくれた。
別れ際に「きちんと戸締りしろよ」とだけ言い残して立ち去った彼には結局、名前を聞けぬまま。
「そもそも会話がなかったもんね。コンビニに寄った時に言われた『マヨネーズは常備しとけよ』の一言くらいしか無かったもん」
おかしな人だったなとは思いながらも、さりげなく車道側を歩いてくれていた事には気付いていたから。
「またきっと、あの飲み屋さんで会えるよね」
そう呟いた私は、ブランチの準備に取り掛かった。