土方十四郎(現在51篇)
剣術道場の前を通りがかると、子供達が群がっていた。
その中心にいたのは土方君。
「ここの生徒だったの?」
「まァな」
知られたくなかったのか、チッと舌打ちして素っ気ない土方君の代わりに、子供達が答えてくれる。
「兄ちゃんは全国大会で優勝してるくらい強いんだぜ!」
「でも剣は強いのに、女には滅法弱いんだよなー」
そう言って何故か私と土方君を交互に見ながら、ニヤニヤと笑う子供達。
「この姉ちゃんだろ?兄ちゃんが言ってた勝てない相手って。バレバレじゃん」
「バッ……!お前ら!」
「やっぱ図星だー!」と笑いながら子供達は、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
残された私が呆気に取られていると、真っ赤な顔をした土方君がポソリと言った。
「……お前を想う気持ちだけは勝ってるんだがな」
(学内王子シリーズ22)
20180312(月)06:52
その中心にいたのは土方君。
「ここの生徒だったの?」
「まァな」
知られたくなかったのか、チッと舌打ちして素っ気ない土方君の代わりに、子供達が答えてくれる。
「兄ちゃんは全国大会で優勝してるくらい強いんだぜ!」
「でも剣は強いのに、女には滅法弱いんだよなー」
そう言って何故か私と土方君を交互に見ながら、ニヤニヤと笑う子供達。
「この姉ちゃんだろ?兄ちゃんが言ってた勝てない相手って。バレバレじゃん」
「バッ……!お前ら!」
「やっぱ図星だー!」と笑いながら子供達は、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
残された私が呆気に取られていると、真っ赤な顔をした土方君がポソリと言った。
「……お前を想う気持ちだけは勝ってるんだがな」
(学内王子シリーズ22)
20180312(月)06:52
