土方十四郎(現在51篇)

「やっぱ太ったか〜」

ここ最近事務仕事ばかりで体が鈍っているなとは思っていたけれど。
隊服がパツパツになるとは予想もしていなかった。

「参ったなぁ。流石にダイエットしなきゃ」

息を止めながらボタンを止めていると、現れたのは副長。

「何だ?太っちまったのか?」

‪身も蓋もない言葉に落ち込む私。‬

‪「それならこっちに切り替えるか?」‬

‪そう言って副長が渡してきたのはマヨハーフ。‬

‪「ダイエットの敵です!」‬

‪怒る私に「冗談だ」と言って小さく笑った副長は言った。‬

‪「だったら俺が痩せる手伝いをしてやろうか。ただし今夜二人きりの時に…な」‬

20180205(月)21:23
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