土方十四郎(現在51篇)

屯所には防音室がある。その理由は言わずもがな。
何も違反などしていないのにそこに呼び出された時点で気付くべきだった。

「副長、待っ…!」

塞がれる唇。胸元から滑り込む手。好意はあれども性急過ぎる。

「もう待たねェよ」

与えられる刺激は的確で、反応してしまう自分が怖くなった。

20180127(土)22:27
19/51ページ
応援👍