土方十四郎(現在51篇)

隊務で疲れてしまっていたのか、縁側で眠りこけている副長を見かけた。

「副長、風邪ひいちゃいますよ」

私が心配して声をかけても、身動ぎ一つしない。
これはチャンスとばかりに小さく「十四郎さん」と呼べば、何故か眠っているはずの副長の顔が真っ赤に染まった。

20180122(月)16:09
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