坂田銀時(現在95篇)

エレベーターが止まった。

怖くて必死に銀時にしがみつく私の気を紛らわせようと、キスをしてきた銀時だったが、次第に触れる手が熱を帯び、深く私を求める行為へとシフトしていく。

やがて淫らな水音が室内を満たし、お互いの息が上がり始めた頃。ゆっくりとエレベーターが動き出した。

目的とは違う階に止まり扉が開くと、そこには頬を染めつつも呆れた顔の桂さんが立っていて。

「……お前たち、監視カメラの存在に気付いてなかったのか? あんな破廉恥な行為をこんな場所で……!」
「んなわけねェだろ。あ、後で録画データ頂戴」
「な……っ! 銀時のバカーッ!」

20180306(火)07:23
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