坂田銀時(現在95篇)

ガラスの向こうには自由な世界があるのに。
胸を冷たく押し返してくる硬さと、後ろから迫り来る熱と荒い吐息は、私の体をこちらの世界へと縛り付ける。

「も、許し…て…っ銀時…!」
「ダメだ。お前が外に憧れる限り俺は…」

「手放さねェよ」と耳元で囁かれ、私は静かに頬を濡らした。

20180127(土)22:26
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