坂田銀時(現在95篇)

水道で手を冷やした後。

「ごめんね。ありがとう」

と言いながら、甘い物好きな坂田君に飴を渡した。

「お礼の品って事か?」
「まぁそうなるかな」
「これじゃ足んねーよ」

そう言った坂田君は、流れるように私に唇を重ねる。

「このくらいはしてくんなきゃ、な」

触れた唇と胸が熱い。

(学内王子シリーズ13)
20180127(土)20:01
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