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坂田銀時(現在95篇)

【嘘つき】

 やましい事がある時の銀時はいつも、私に背を向ける。
 どんなに感情を出さないようにしようとしても、私が目を見れば一発で見抜いてしまうことは、これまでの付き合いから分かっているから。
 そして今日もまた銀時は、私に背を向けている。
 私が名を呼んでも、「何だよ」と気怠げに答えるだけで、振り向こうとはしなかった。

「言いたい事があるなら言いなさいよ」
「別に何もねェよ」
「嘘つき」

 そう言って素早く正面に回り込んだ私は、彼の頬を両手で挟み込む。気まずそうにしている銀時の目をじっと見つめていると、やがて観念したのか銀時は、ちらりと私の首筋を見て言った。

「昨夜のキスマークが丸見えなんだよ」
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