高杉晋助(現在16篇)
【鈍感】
こんなにも傍にいるのに、想いは届かない
高杉さんの体に日増しに増える傷が
私の心を深く抉っている事さえも
そんな彼はいつも人払いをして私を呼び
「ほら、さっさと治療してくれよ」
と傷だらけのその身を晒す
意味深な目と、上げた口角を伴って
こんなにも傍にいるのに、想いは届かない
高杉さんの体に日増しに増える傷が
私の心を深く抉っている事さえも
そんな彼はいつも人払いをして私を呼び
「ほら、さっさと治療してくれよ」
と傷だらけのその身を晒す
意味深な目と、上げた口角を伴って