土方十四郎(現在51篇)

【鈍感】

こんなにも傍にいるのに、想いは届かない
隊士達に囲まれ煙草を燻らせる姿に
私が目を細めていると

「じっと見てんじゃねェ。何か用か?」

と煙草を消して私に歩み寄る副長
自然体の貴方を見たいのに、いつしか
私の前で煙草を吸う事は無くなっていた
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