坂田銀時(現在95篇)

図書室で高い所の本を取ろうとしていると、後ろから伸びてきた手。
振り向けば坂田君が目当ての本を持っていた。

「ありがとう」

と手を出すが、何故か渡してはくれない。

「お礼に付き合ってよ」
「ベタ過ぎる。却下」

私の一刀両断にがっくり肩を落とした坂田君が、妙に可愛く見えた。

(学内王子シリーズ03)
20180125(木)21:05
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