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坂田銀時(現在95篇)

我ながら、捻くれているとは思う。
お前が頬を涙で濡らす姿が堪らなく好きで、辛い思いをさせているのを分かっていながらも、やめられなかった。

「銀ちゃんなんてキライ!」
「へェ……そんじゃ何でそのキライな俺んトコに、わざわざ自分から来るわけ?」

俺の言葉にグッと唇を噛み締め、大粒の涙を零しながら睨むその表情ですら、ゾクゾクして堪らないのだからタチが悪い。

「何でいつも、こんな意地悪ばかりするのよ……っ!」

今日もまた、俺はお前を泣かせる。
腕の中で小さく震えながら涙を零すお前に、俺はいつものように口の端を持ち上げて答えた。

「さァ、何でだろうな」

それと同時に心の中で、いつものように呟く。

ーーいい加減気付けよ。お前が好きだからに決まってんだろ。
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