海辺の告白
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「ちょ、ちょっと、どこ見てんのよ。何かおかしい所でもある?」
穴が開きそうな程に胸元を見つめられ、恥ずかしくなってしまった柚希が胸元を隠して背中を向けながら言う。すると今度は腰から下へと視線が移動していった。
「もう、シロ! 一体何なのよ!」
「……そのスーツ、ぴったりだよな?」
「はい? そりゃそうよ。源外様に作ってもらったんだもん。私と神楽ちゃんのサイズに合わせた特注品だよ」
「サイズを合わせたって事はつまり……計ったって事だよな?」
「当たり前でしょ。さっきから何が言いたいの?」
「ってェ事は源外のじーさんがお前の生まれたままの姿を、その、隅から隅まで余すことなく……」
「ばかぁっ!」
「ベフォラァッ」
ワキワキといやらしい手つきで何かを想像しながら、でも怒り顔で言う銀時の言葉を鉄拳で遮る柚希。
「シロってば良いトシして、いつまでそんなやらしい事ばっかり考えてるわけ? いい加減落ち着きなさいよね!」
恥ずかしさに顔を真っ赤にして怒っていると、新八と漫才をしていた神楽が追い打ちをかけるかのようにツッコミを入れてきた。
「銀ちゃんの頭の中は、いつだってヤラシイ事で一杯ヨ。でも全然実行に移せないから、毎晩一人で悶々とシてるネ」
「ちょっと待て神楽! 変換に大いなる誤解を生む部分があるから気を付けてッ!」
「そうだよ神楽ちゃん。銀さんは確かにいつもイヤラシイ事を考えてはいるけど、実行しようにも糖尿の疑いでE……あ、これは秘密でしたっけ」
「新八くぅんッ! 何言っちゃってくれてるわけェッ!?」
未成年からとは思えないツッコミの数々に、大きなダメージを受ける銀時。そんな中ふと銀時が柚希を見ると、全ての感情を無くしたかのような白けた視線が向けられていた。
「昔から甘い物好きではあったけど、まさかそんなレベルに達してたなんてね……」
「柚希ちゃぁん!? 違うからね! コイツらが勝手に想像して言ってるだけだからッ! 大体それが真実かどうかは、柚希の体が一番よく知って……ギャホワァッ!!」
銀時が言い終わる前に、かつては松陽の得意技だった、拳骨で相手を地面に埋め込む技が放たれる。いつの間にかその技を受け継いでいた柚希の足元には、見事に腰まで砂に埋まった銀時が目を回していた。
「……か、神楽ちゃん。僕たちあっちでアサリを探そっか」
それを見て思わず真っ青になった新八が言う。だが神楽にその気は無く、むしろ面白がっていた。
「何言ってるか新八、ここからが面白い所ネ。真昼間から晒された、爛れた大人の恋愛模様……! 昼ドラも真っ青ヨ」
「僕が真っ青だわッ! とにかく子供が首突っ込まない! じゃあ、僕たちは一旦失礼しま~っす!」
新八が慌てて神楽を引っ張り、離れて行く。
怒りの収まらない柚希が、銀時を殴って真っ赤になった拳をプルプルと震わせながらふと視線を横に向けると、そこには眠っている定春がいて。だが目を瞑ってはいるものの、柚希に見つめられている事で次第に増えていく冷や汗は、身の危険を感じている証拠だった。
それに気付いた柚希は、思わずプッと吹き出してしまう。
「もう、怒ってるのはシロにだけで、定春やあの子達には全然怒ってないのに。そこまで怯えられると傷付いちゃうなぁ」
くすくすと笑いながら定春を撫でれば、次第に定春の冷や汗は引いていった。
穴が開きそうな程に胸元を見つめられ、恥ずかしくなってしまった柚希が胸元を隠して背中を向けながら言う。すると今度は腰から下へと視線が移動していった。
「もう、シロ! 一体何なのよ!」
「……そのスーツ、ぴったりだよな?」
「はい? そりゃそうよ。源外様に作ってもらったんだもん。私と神楽ちゃんのサイズに合わせた特注品だよ」
「サイズを合わせたって事はつまり……計ったって事だよな?」
「当たり前でしょ。さっきから何が言いたいの?」
「ってェ事は源外のじーさんがお前の生まれたままの姿を、その、隅から隅まで余すことなく……」
「ばかぁっ!」
「ベフォラァッ」
ワキワキといやらしい手つきで何かを想像しながら、でも怒り顔で言う銀時の言葉を鉄拳で遮る柚希。
「シロってば良いトシして、いつまでそんなやらしい事ばっかり考えてるわけ? いい加減落ち着きなさいよね!」
恥ずかしさに顔を真っ赤にして怒っていると、新八と漫才をしていた神楽が追い打ちをかけるかのようにツッコミを入れてきた。
「銀ちゃんの頭の中は、いつだってヤラシイ事で一杯ヨ。でも全然実行に移せないから、毎晩一人で悶々とシてるネ」
「ちょっと待て神楽! 変換に大いなる誤解を生む部分があるから気を付けてッ!」
「そうだよ神楽ちゃん。銀さんは確かにいつもイヤラシイ事を考えてはいるけど、実行しようにも糖尿の疑いでE……あ、これは秘密でしたっけ」
「新八くぅんッ! 何言っちゃってくれてるわけェッ!?」
未成年からとは思えないツッコミの数々に、大きなダメージを受ける銀時。そんな中ふと銀時が柚希を見ると、全ての感情を無くしたかのような白けた視線が向けられていた。
「昔から甘い物好きではあったけど、まさかそんなレベルに達してたなんてね……」
「柚希ちゃぁん!? 違うからね! コイツらが勝手に想像して言ってるだけだからッ! 大体それが真実かどうかは、柚希の体が一番よく知って……ギャホワァッ!!」
銀時が言い終わる前に、かつては松陽の得意技だった、拳骨で相手を地面に埋め込む技が放たれる。いつの間にかその技を受け継いでいた柚希の足元には、見事に腰まで砂に埋まった銀時が目を回していた。
「……か、神楽ちゃん。僕たちあっちでアサリを探そっか」
それを見て思わず真っ青になった新八が言う。だが神楽にその気は無く、むしろ面白がっていた。
「何言ってるか新八、ここからが面白い所ネ。真昼間から晒された、爛れた大人の恋愛模様……! 昼ドラも真っ青ヨ」
「僕が真っ青だわッ! とにかく子供が首突っ込まない! じゃあ、僕たちは一旦失礼しま~っす!」
新八が慌てて神楽を引っ張り、離れて行く。
怒りの収まらない柚希が、銀時を殴って真っ赤になった拳をプルプルと震わせながらふと視線を横に向けると、そこには眠っている定春がいて。だが目を瞑ってはいるものの、柚希に見つめられている事で次第に増えていく冷や汗は、身の危険を感じている証拠だった。
それに気付いた柚希は、思わずプッと吹き出してしまう。
「もう、怒ってるのはシロにだけで、定春やあの子達には全然怒ってないのに。そこまで怯えられると傷付いちゃうなぁ」
くすくすと笑いながら定春を撫でれば、次第に定春の冷や汗は引いていった。
