シャボン玉のような君に(ディアッカ)
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ふわり、ふわりと飛んでいるのはシャボン玉。
無数の球体が、七色に輝きながら風に吹かれている。ふわり、ふわり、と。
その中の一つが、俺の目の前に飛んでくる。俺は特に何も考えず、目の前のシャボン玉をつついた。
ポーン
予想外の音に驚いてしまう。それは多分、音で表せば『ミ』に当たる物で。
「これが新しい商品なのか? サラ」
俺は、目の前の孤児院の中で子供達に囲まれながら、シャボン玉を吹いている少女に声をかけた。その声にはじかれたように振り向くと、俺を見て彼女はゆっくりと破顔した。
「ディアッカ……いらっしゃい」
サラ=フユツキはぶっちゃけ俺の彼女だったりする。
彼女は血のバレンタインで両親を失った戦災孤児だ。でもその悲しみを乗り越えて、今は自分と同じ境遇の子供達を少しでも助けようと孤児院を経営している。
そう、『経営している』のだ。数多くの子供向け商品の開発で得た収入によって。彼女の創造力と発想力は、業界にも定評があった。
「このシャボン玉、はじける時に音がするんだな」
「そうなの。ちょっと面白いでしょ? 子供達と遊んでいるときに思いついたんだけど……まだもう少し商品化には時間がかかるかな」
「へ~。これでも結構凄いと思うんだけどな」
「う~ん、できれば音によって色分けなんかもできないかな~って思ってね」
こういう時のサラは、本当に楽しそうな顔をする。子供のためのおもちゃを作り出すのが、本当に好きなんだろう。この顔を見る度に、俺は平和の尊さを実感していた。
「ほんっとお前の頭って、アイディアの泉みたいだな」
「そんなことないよ~。私はいつだって、子供達にアイディアをもらってるんだもん」
子供達。
そう呼んではいるが、実際はサラとほとんど年は離れていない。サラ自体がまだ13歳という年齢だから。
正直俺が、こんな幼い少女を好きになるとは思ってもみなかった。
普段子供達と一緒に遊んでいる姿は、年齢そのままの無邪気な子供。だがひとたびアイディアが浮かぶと、驚くほどに大人びた表情を見せる。そして大人顔負けの行動力で、新しい物を次々と生み出していくのだ。
そのギャップが、俺の心を捉えて離さなかった
「1ヶ月ぶりだよね。今回はゆっくりできるの?」
「あぁ、3日間の休暇をもらってるからな」
「ほんとに? 今日はここに泊まっていける?」
「そのつもりだよ」
「わぁい、嬉しい!」
無邪気に喜びながら、俺に抱きついてくるサラ。そんな俺達の姿を見て、子供達がわいわいとはやし立てる。
「おい、サラ! 子供達が見てるぞ?」
「良いの! 好きって気持ちは思い切り表現しなさいって教えてるんだもん」
「……さいですか……」
俺は苦笑しながらも、このストレートな愛情表現をありがたく受け取っておいた。
無数の球体が、七色に輝きながら風に吹かれている。ふわり、ふわり、と。
その中の一つが、俺の目の前に飛んでくる。俺は特に何も考えず、目の前のシャボン玉をつついた。
ポーン
予想外の音に驚いてしまう。それは多分、音で表せば『ミ』に当たる物で。
「これが新しい商品なのか? サラ」
俺は、目の前の孤児院の中で子供達に囲まれながら、シャボン玉を吹いている少女に声をかけた。その声にはじかれたように振り向くと、俺を見て彼女はゆっくりと破顔した。
「ディアッカ……いらっしゃい」
サラ=フユツキはぶっちゃけ俺の彼女だったりする。
彼女は血のバレンタインで両親を失った戦災孤児だ。でもその悲しみを乗り越えて、今は自分と同じ境遇の子供達を少しでも助けようと孤児院を経営している。
そう、『経営している』のだ。数多くの子供向け商品の開発で得た収入によって。彼女の創造力と発想力は、業界にも定評があった。
「このシャボン玉、はじける時に音がするんだな」
「そうなの。ちょっと面白いでしょ? 子供達と遊んでいるときに思いついたんだけど……まだもう少し商品化には時間がかかるかな」
「へ~。これでも結構凄いと思うんだけどな」
「う~ん、できれば音によって色分けなんかもできないかな~って思ってね」
こういう時のサラは、本当に楽しそうな顔をする。子供のためのおもちゃを作り出すのが、本当に好きなんだろう。この顔を見る度に、俺は平和の尊さを実感していた。
「ほんっとお前の頭って、アイディアの泉みたいだな」
「そんなことないよ~。私はいつだって、子供達にアイディアをもらってるんだもん」
子供達。
そう呼んではいるが、実際はサラとほとんど年は離れていない。サラ自体がまだ13歳という年齢だから。
正直俺が、こんな幼い少女を好きになるとは思ってもみなかった。
普段子供達と一緒に遊んでいる姿は、年齢そのままの無邪気な子供。だがひとたびアイディアが浮かぶと、驚くほどに大人びた表情を見せる。そして大人顔負けの行動力で、新しい物を次々と生み出していくのだ。
そのギャップが、俺の心を捉えて離さなかった
「1ヶ月ぶりだよね。今回はゆっくりできるの?」
「あぁ、3日間の休暇をもらってるからな」
「ほんとに? 今日はここに泊まっていける?」
「そのつもりだよ」
「わぁい、嬉しい!」
無邪気に喜びながら、俺に抱きついてくるサラ。そんな俺達の姿を見て、子供達がわいわいとはやし立てる。
「おい、サラ! 子供達が見てるぞ?」
「良いの! 好きって気持ちは思い切り表現しなさいって教えてるんだもん」
「……さいですか……」
俺は苦笑しながらも、このストレートな愛情表現をありがたく受け取っておいた。
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