好きな気持ちをキスにして(ディアッカ)
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「サラらしいな~。言われるまで気付いてなかったんだろ。まぁだから良いんだろうけどな」
「へ?」
「いや、そういうのにすぐ気付く女って、意識しすぎちまう事が多いじゃん。俺としてはそういうのよりは、自然体の方が好きなわけよ」
「はぁ……」
「魅力があるのにそれに気付かないで、それでいて自分をちゃんと持っている奴って、俺は好きだな」
「そうなんだ?」
正直、ディアッカが何を言おうとしているのかが分からない。好みの女性のタイプを言われても、私にはどうしようもないもん。
「だから?」
私は、えびを口にしながら素で尋ねた。だって聞かなきゃ分からないもん。
「あ、ひょっとして私が鈍いって言いたいの?」
そういや、昔からディアッカには、鈍いだとろいだと言われまくってたからな~。
事実だから反論できないけどね。これはちょっぴり不快な過去の記憶だ。
そんな事を考えながらまぐまぐと口を動かしている私を、ディアッカはじ~っと見つめていたが……何故か突然大げさにがっくりと首をうなだれた。
「何? どしたの、ディアッカ」
「あのですね、サラさん。」
「なんじゃらほい?」
「これでも俺、結構真剣なんですわ」
「何が?」
「だから……あ~……鈍いのは良いけど、鈍すぎるのは考え物だな、こりゃ。」
「何の事?」
奥歯に物が挟まったような言い方で、全然要領を得ない。それならせめて表情からその意味を伺おうと、私はうなだれているディアッカの顔を、見上げるようにのぞき込んだ。
「サラ……その顔反則」
「反則?」
「上目遣いはやめてくれよな」
「仕方ないじゃない。ディアッカが下を向いてるんだもん。下からじゃないと顔が見えないし」
「ったく……」
今度は大きな溜息。
ディアッカが何を言いたいのか、さっぱり分からなくてイライラしてきた私は、むぅ、と拗ねた顔をしてみせた。
子供の頃から、こうするとディアッカはよく慌ててた事を思い出して。ひょっとしたら、私にもちゃんと分かるように今考えてることを説明してくれるかもしれないし。
案の定、ディアッカは慌て始めた。
「あ~も~分かった。分かったから。拗ねるなよ……その顔に弱いんだよな、俺」
「へっへ~ん。参ったか!」
「何が参ったか分かんねーけど参ったから。だからさ、サラ」
ちょいちょいと私を手招きするディアッカ。どうやらちゃんと私に説明をしてくれるみたいだ。私はドキドキしながら、ディアッカに顔を近付けた。
……が。
「~~っ!」
「へ?」
「いや、そういうのにすぐ気付く女って、意識しすぎちまう事が多いじゃん。俺としてはそういうのよりは、自然体の方が好きなわけよ」
「はぁ……」
「魅力があるのにそれに気付かないで、それでいて自分をちゃんと持っている奴って、俺は好きだな」
「そうなんだ?」
正直、ディアッカが何を言おうとしているのかが分からない。好みの女性のタイプを言われても、私にはどうしようもないもん。
「だから?」
私は、えびを口にしながら素で尋ねた。だって聞かなきゃ分からないもん。
「あ、ひょっとして私が鈍いって言いたいの?」
そういや、昔からディアッカには、鈍いだとろいだと言われまくってたからな~。
事実だから反論できないけどね。これはちょっぴり不快な過去の記憶だ。
そんな事を考えながらまぐまぐと口を動かしている私を、ディアッカはじ~っと見つめていたが……何故か突然大げさにがっくりと首をうなだれた。
「何? どしたの、ディアッカ」
「あのですね、サラさん。」
「なんじゃらほい?」
「これでも俺、結構真剣なんですわ」
「何が?」
「だから……あ~……鈍いのは良いけど、鈍すぎるのは考え物だな、こりゃ。」
「何の事?」
奥歯に物が挟まったような言い方で、全然要領を得ない。それならせめて表情からその意味を伺おうと、私はうなだれているディアッカの顔を、見上げるようにのぞき込んだ。
「サラ……その顔反則」
「反則?」
「上目遣いはやめてくれよな」
「仕方ないじゃない。ディアッカが下を向いてるんだもん。下からじゃないと顔が見えないし」
「ったく……」
今度は大きな溜息。
ディアッカが何を言いたいのか、さっぱり分からなくてイライラしてきた私は、むぅ、と拗ねた顔をしてみせた。
子供の頃から、こうするとディアッカはよく慌ててた事を思い出して。ひょっとしたら、私にもちゃんと分かるように今考えてることを説明してくれるかもしれないし。
案の定、ディアッカは慌て始めた。
「あ~も~分かった。分かったから。拗ねるなよ……その顔に弱いんだよな、俺」
「へっへ~ん。参ったか!」
「何が参ったか分かんねーけど参ったから。だからさ、サラ」
ちょいちょいと私を手招きするディアッカ。どうやらちゃんと私に説明をしてくれるみたいだ。私はドキドキしながら、ディアッカに顔を近付けた。
……が。
「~~っ!」