好きな気持ちをキスにして(ディアッカ)
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「お、お邪魔します……」
「何緊張してんだよ、サラ」
私がガチガチになっているのを見て、ディアッカが笑う。
だってだって、こんな風に真正面でディアッカと一緒にご飯を食べるなんて、何年ぶり……?
子供の頃には近所と言うこともあって、よくご飯も一緒に食べてたけど。ディアッカがザフトに入ってからは、食事どころか会うことすらままならなくて。
しかもその離れている期間にディアッカは……。
「だって……何か雰囲気が……」
そう。この明るさは昔から変わっていないんだけど、座っていても分かるほどに背が伸びている。全体の雰囲気が大人びている。
――格好良くなってる……。
「何? 俺変わった? やっぱ毎日揉まれてるからな~。男らしさ全開ってやつ?」
軽口を叩いていても、それは単にお調子者って言う感じじゃなくて、なんていうか……年の割に色々な物を見て、感じて、吸収しているように思えて。目の前にいるのに、少しだけ遠くにいるような錯覚に陥ってしまう。
「しっかしサラ、お前相変わらずえびチリなんだな」
「え? あぁ……だって好きなんだもん」
「子供の頃からそれさえあればご機嫌だったよな。俺なんて今でこそ食える物の、子供の頃は辛くて全然駄目だったってのに」
「そういやそうだったね……ってあぁっ、こらっ! 私のえび取るな~!!」
「う~む……そうそう、この味! おばちゃんの味付けはやっぱ最高だね」
「も~信じらんないっ!……はっ! まさか私をここに呼んだのは……」
「あ、ばれた? ちょ~っとお相伴に預かれちゃうかな~? なんて思ったりなんかしちゃったり……してないです。はい」
突然萎縮するディアッカ。私が本気で怒っているのが分かったのだろう。
でも怒って当たり前。食べ物の恨みは恐ろしいんだから!
「んっとにお前、変わってないな~」
肩はすぼめていながらも、顔は全然怖がっていない。むしろ笑いを堪えるのに必死と言うところか。
「何よそれ~! これでも結構綺麗になったって評判なんだから!」
「ま、それは認めるけどさ」
「……え……?」
思わぬ返事にドキリとする。どうせ冗談で受け流されてしまうだろうと思っていたのに、当たり前のように受け止められた私の言葉。
「や、やだ。マジにとらないでよ。私だって身の程くらい分かってますって」
「何で? お前確かに綺麗になったじゃん。さっきこの店に来るときも、たまたますれ違った客がお前のこと噂してたぜ?」
「私のこと……?」
「この店の看板娘が可愛いって評判だってさ」
「……マジ?」
「マジ」
真剣な顔で答えるディアッカ。
私って、看板娘だったんだ?
最近妙に増えてきた男性客って……私目当ての人もいちゃったりするの?
そんなこと考えたこともなかった私は、どぎまぎしてしまった。
「何緊張してんだよ、サラ」
私がガチガチになっているのを見て、ディアッカが笑う。
だってだって、こんな風に真正面でディアッカと一緒にご飯を食べるなんて、何年ぶり……?
子供の頃には近所と言うこともあって、よくご飯も一緒に食べてたけど。ディアッカがザフトに入ってからは、食事どころか会うことすらままならなくて。
しかもその離れている期間にディアッカは……。
「だって……何か雰囲気が……」
そう。この明るさは昔から変わっていないんだけど、座っていても分かるほどに背が伸びている。全体の雰囲気が大人びている。
――格好良くなってる……。
「何? 俺変わった? やっぱ毎日揉まれてるからな~。男らしさ全開ってやつ?」
軽口を叩いていても、それは単にお調子者って言う感じじゃなくて、なんていうか……年の割に色々な物を見て、感じて、吸収しているように思えて。目の前にいるのに、少しだけ遠くにいるような錯覚に陥ってしまう。
「しっかしサラ、お前相変わらずえびチリなんだな」
「え? あぁ……だって好きなんだもん」
「子供の頃からそれさえあればご機嫌だったよな。俺なんて今でこそ食える物の、子供の頃は辛くて全然駄目だったってのに」
「そういやそうだったね……ってあぁっ、こらっ! 私のえび取るな~!!」
「う~む……そうそう、この味! おばちゃんの味付けはやっぱ最高だね」
「も~信じらんないっ!……はっ! まさか私をここに呼んだのは……」
「あ、ばれた? ちょ~っとお相伴に預かれちゃうかな~? なんて思ったりなんかしちゃったり……してないです。はい」
突然萎縮するディアッカ。私が本気で怒っているのが分かったのだろう。
でも怒って当たり前。食べ物の恨みは恐ろしいんだから!
「んっとにお前、変わってないな~」
肩はすぼめていながらも、顔は全然怖がっていない。むしろ笑いを堪えるのに必死と言うところか。
「何よそれ~! これでも結構綺麗になったって評判なんだから!」
「ま、それは認めるけどさ」
「……え……?」
思わぬ返事にドキリとする。どうせ冗談で受け流されてしまうだろうと思っていたのに、当たり前のように受け止められた私の言葉。
「や、やだ。マジにとらないでよ。私だって身の程くらい分かってますって」
「何で? お前確かに綺麗になったじゃん。さっきこの店に来るときも、たまたますれ違った客がお前のこと噂してたぜ?」
「私のこと……?」
「この店の看板娘が可愛いって評判だってさ」
「……マジ?」
「マジ」
真剣な顔で答えるディアッカ。
私って、看板娘だったんだ?
最近妙に増えてきた男性客って……私目当ての人もいちゃったりするの?
そんなこと考えたこともなかった私は、どぎまぎしてしまった。