星に、誓いを(キラ)
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「そこまでして……サラは何をお願いしようとしてるわけ?」
ふとその疑問が浮かび、僕は尋ねた。だって、そこまで苦労してまで叶えたい願い事って、気になるし。どうせだったら、もっと簡単なおまじないとかに頼れば良いんじゃないのかな?
「さぁ~て、なんだろね……」
意味ありげにこちらを見ながら、サラはそう答えた。
こういう時の[#dc=2#]は、試しているのだ。僕が、サラの言わんとしていることに気付けるか否かを。全く、意地が悪いんだから。
「何だと思う? 私の願い。」
「分かるわけないよ。僕はサラじゃないんだから。」
「うぬぅ……じゃぁ、ヒント。キラも同じ願いを持っていてくれたら凄く嬉しい」
僕が同じ願いを……? 僕の願いで、女の子でも願いそうなもの……そんなのあったっけ?
「早く戦争が終わりますように、とか?」
「それはもちろんだけど、ちと違うかな」
「ずっとみんなと一緒にいられますように、とか?」
「惜しい! もうちょっと!!」
ははぁ……なるほど。分かったぞ。サラが僕に何を言わせたいのかが。
でも僕は素直には言ってあげない。だって……。
「え~……もう思いつかないなぁ」
「……ほんとに思いつかない……?」
「うん。分かんないよ」
サラの表情がガラリと変わる。不安そうな、泣きそうな顔。
『どうして分かってくれないの?』と必死に訴えかけてくるこの顔が見たくて、つい意地悪したくなっちゃうなんて事を知られたら、サラはどんな顔をするだろうか?
だって本当に可愛いんだ。それこそ独り占めにしたいくらいに。
「サラ」
僕は、いきなりサラの腕を掴んで引き寄せた。
「わっ! な、何!? キ……!!」
勢いに任せ、サラの額に口付けをする。ついでに、驚いて瞑った瞼にも。
「……キラ……」
顔を真っ赤にしながら、ふくれた顔で僕を見るサラ。サラがこんなに可愛らしい顔をするって事を知ってるのは、きっと僕だけ。
僕は満足しながら、そっとサラの耳元に口を近づけた。
「わざわざお願いしなくても、僕はいつも側にいるよ?」
「……っ!!」
更に真っ赤になるサラ。
大切な人が、目の前にいる幸せ。
至上の幸福を感じながら、窓の外を見た。腕の中には、サラがいる。
強い光を放ちながら流れていく星は、僕たちを祝福してくれているようで……。
この腕の中にある幸せを絶対手放しはしない。それは願いではなく、誓い。僕は、流れていく星に強く誓った。
――サラが僕と一緒にいたいと思ってくれている限り、僕はいつでも側にいる。サラがいつまでも笑顔でいられるように、君を護る為に戦うよ……。
~了~
2003/8/19執筆(*ノωノ)
ふとその疑問が浮かび、僕は尋ねた。だって、そこまで苦労してまで叶えたい願い事って、気になるし。どうせだったら、もっと簡単なおまじないとかに頼れば良いんじゃないのかな?
「さぁ~て、なんだろね……」
意味ありげにこちらを見ながら、サラはそう答えた。
こういう時の[#dc=2#]は、試しているのだ。僕が、サラの言わんとしていることに気付けるか否かを。全く、意地が悪いんだから。
「何だと思う? 私の願い。」
「分かるわけないよ。僕はサラじゃないんだから。」
「うぬぅ……じゃぁ、ヒント。キラも同じ願いを持っていてくれたら凄く嬉しい」
僕が同じ願いを……? 僕の願いで、女の子でも願いそうなもの……そんなのあったっけ?
「早く戦争が終わりますように、とか?」
「それはもちろんだけど、ちと違うかな」
「ずっとみんなと一緒にいられますように、とか?」
「惜しい! もうちょっと!!」
ははぁ……なるほど。分かったぞ。サラが僕に何を言わせたいのかが。
でも僕は素直には言ってあげない。だって……。
「え~……もう思いつかないなぁ」
「……ほんとに思いつかない……?」
「うん。分かんないよ」
サラの表情がガラリと変わる。不安そうな、泣きそうな顔。
『どうして分かってくれないの?』と必死に訴えかけてくるこの顔が見たくて、つい意地悪したくなっちゃうなんて事を知られたら、サラはどんな顔をするだろうか?
だって本当に可愛いんだ。それこそ独り占めにしたいくらいに。
「サラ」
僕は、いきなりサラの腕を掴んで引き寄せた。
「わっ! な、何!? キ……!!」
勢いに任せ、サラの額に口付けをする。ついでに、驚いて瞑った瞼にも。
「……キラ……」
顔を真っ赤にしながら、ふくれた顔で僕を見るサラ。サラがこんなに可愛らしい顔をするって事を知ってるのは、きっと僕だけ。
僕は満足しながら、そっとサラの耳元に口を近づけた。
「わざわざお願いしなくても、僕はいつも側にいるよ?」
「……っ!!」
更に真っ赤になるサラ。
大切な人が、目の前にいる幸せ。
至上の幸福を感じながら、窓の外を見た。腕の中には、サラがいる。
強い光を放ちながら流れていく星は、僕たちを祝福してくれているようで……。
この腕の中にある幸せを絶対手放しはしない。それは願いではなく、誓い。僕は、流れていく星に強く誓った。
――サラが僕と一緒にいたいと思ってくれている限り、僕はいつでも側にいる。サラがいつまでも笑顔でいられるように、君を護る為に戦うよ……。
~了~
2003/8/19執筆(*ノωノ)
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