この想いは罪ですか?(キラ)
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AAイチのバカップル。
いつの間にか私達はそう呼ばれるほどに公認となっていた。
だからといって、特に人前でべたべたしているというわけではない。
ただ……本当にたまたま。
たった一度の過ちが噂となって、尾鰭と背鰭、果ては胸鰭から腹鰭まで付く勢いで広がっていって。
その噂の原因を作ったのは私の行動だから仕方ないと言えばそれまでなのだけれど。
「あ、キラってばほっぺたにクリーム付けてるよ」
一緒に食事をしていた時、キラの頬に付いていたクリームに気付いた私は、そのクリームを指で拭って舐めたのだった。
「サラ……っ!?」
「あはははは。実は一度やってみたかったのよね。前にこれをやってたカップルを見て以来憧れてて……」
「み~ちゃった~~♪」
食事をしていたのはキラの部屋。誰も見ていないと思ってやらかしたこの行為を、まさかミリアリア達に見られてしまうとは思いもよらず。
「スクープスクープ! 二人のあつ~い姿を見せてもらっちゃった~」
「み、ミリアリア!いつの間に……っ!?」
「キラに渡す書類を持ってきたら偶然、ね。もぅ、見せつけてくれるんだから、お二人さん」
「俺達お邪魔だったかな」
「カズイ……! 君も今の……」
「うん、見ちゃったよ。いやぁ、キラもとうとう男になったんだな。兄さん安心したよ」
「何の話だよ一体!! いつの間に君が兄さんになったんだ!?」
それはもう楽しそうに冷やかしてくるミリアリアとカズイ。
この話がクルーに知れ渡るのは、時間の問題。案の定、二人が部屋から出ていった5分後にはもう、それを聞きつけたフラガ大尉が冷やかすためにわざわざ部屋へと走り込んで来ていた。
「へぇ~、いつの間にそんなに仲良くなってたんだ? サラ。お父さん聞いてなかったぞ?」
「誰がお父さんですか! 誰がっ!」
それから向こう一週間は、何処に行ってもこの話題で持ちきりだった。こんな話題に飛びつくなんて、皆暇なんだろうか。
そんな失礼な事を考えつつも、心の底では喜んでいる自分がいる事は否定できない。まさかこんな所で誰かを好きになれるとは思ってもみなかったから。
誰かに愛される喜びに触れられるだなんて思いもしなかったから。
こんな私でも、好きだと言ってくれる人がいる。
幸せだった。
心の底から。
「ねぇ、キラ」
「何?」
「貴方に出会えて本当に良かった」
「僕だってそうさ。サラと出会えて良かったよ」
「戦争は嫌だけど、こうしてAAに乗ることが無ければ出会えなかったかもしれないんだよね。何だか変な感じ」
「そうだね……」
「早く戦争が終わればいいのにね。戦争が終わって、平和な世界になればいいのに」
「平和……か」
「うん、もう誰も傷つけあうことのない、平和な世界」
キラの部屋。キラのベッドに二人で座り、私はキラにもたれかかる。
華奢なようで意外に広い彼の肩幅は、逞しさと安心感があって。触れたところから伝わってくる彼の体温があまりにも心地よく、ついうとうとしてしまう。そんな私に微笑みかけてくれる彼の眼差しが優しかった。
「サラ……」
キラが、私の名前を呼ぶ。そっと頬に触れた手が、私の顔をキラの方へと向けさせた。
近付いてくるキラの顔を自分の瞼で遮断すると、同時に触れる唇。痺れるほどに甘い感覚が、私の全身を襲った。
好きだから、触れたい。
好きだから、触れて欲しい。
そんな想いが伝わってくる、優しい、優しい口付け。
いつまでも続けばいい。この時が。
ずっとずっと、貴方の側にいたい。
ねぇ、カミサマ。
私のこのささやかな願いと想いは、罪なのでしょうか……?
いつの間にか私達はそう呼ばれるほどに公認となっていた。
だからといって、特に人前でべたべたしているというわけではない。
ただ……本当にたまたま。
たった一度の過ちが噂となって、尾鰭と背鰭、果ては胸鰭から腹鰭まで付く勢いで広がっていって。
その噂の原因を作ったのは私の行動だから仕方ないと言えばそれまでなのだけれど。
「あ、キラってばほっぺたにクリーム付けてるよ」
一緒に食事をしていた時、キラの頬に付いていたクリームに気付いた私は、そのクリームを指で拭って舐めたのだった。
「サラ……っ!?」
「あはははは。実は一度やってみたかったのよね。前にこれをやってたカップルを見て以来憧れてて……」
「み~ちゃった~~♪」
食事をしていたのはキラの部屋。誰も見ていないと思ってやらかしたこの行為を、まさかミリアリア達に見られてしまうとは思いもよらず。
「スクープスクープ! 二人のあつ~い姿を見せてもらっちゃった~」
「み、ミリアリア!いつの間に……っ!?」
「キラに渡す書類を持ってきたら偶然、ね。もぅ、見せつけてくれるんだから、お二人さん」
「俺達お邪魔だったかな」
「カズイ……! 君も今の……」
「うん、見ちゃったよ。いやぁ、キラもとうとう男になったんだな。兄さん安心したよ」
「何の話だよ一体!! いつの間に君が兄さんになったんだ!?」
それはもう楽しそうに冷やかしてくるミリアリアとカズイ。
この話がクルーに知れ渡るのは、時間の問題。案の定、二人が部屋から出ていった5分後にはもう、それを聞きつけたフラガ大尉が冷やかすためにわざわざ部屋へと走り込んで来ていた。
「へぇ~、いつの間にそんなに仲良くなってたんだ? サラ。お父さん聞いてなかったぞ?」
「誰がお父さんですか! 誰がっ!」
それから向こう一週間は、何処に行ってもこの話題で持ちきりだった。こんな話題に飛びつくなんて、皆暇なんだろうか。
そんな失礼な事を考えつつも、心の底では喜んでいる自分がいる事は否定できない。まさかこんな所で誰かを好きになれるとは思ってもみなかったから。
誰かに愛される喜びに触れられるだなんて思いもしなかったから。
こんな私でも、好きだと言ってくれる人がいる。
幸せだった。
心の底から。
「ねぇ、キラ」
「何?」
「貴方に出会えて本当に良かった」
「僕だってそうさ。サラと出会えて良かったよ」
「戦争は嫌だけど、こうしてAAに乗ることが無ければ出会えなかったかもしれないんだよね。何だか変な感じ」
「そうだね……」
「早く戦争が終わればいいのにね。戦争が終わって、平和な世界になればいいのに」
「平和……か」
「うん、もう誰も傷つけあうことのない、平和な世界」
キラの部屋。キラのベッドに二人で座り、私はキラにもたれかかる。
華奢なようで意外に広い彼の肩幅は、逞しさと安心感があって。触れたところから伝わってくる彼の体温があまりにも心地よく、ついうとうとしてしまう。そんな私に微笑みかけてくれる彼の眼差しが優しかった。
「サラ……」
キラが、私の名前を呼ぶ。そっと頬に触れた手が、私の顔をキラの方へと向けさせた。
近付いてくるキラの顔を自分の瞼で遮断すると、同時に触れる唇。痺れるほどに甘い感覚が、私の全身を襲った。
好きだから、触れたい。
好きだから、触れて欲しい。
そんな想いが伝わってくる、優しい、優しい口付け。
いつまでも続けばいい。この時が。
ずっとずっと、貴方の側にいたい。
ねぇ、カミサマ。
私のこのささやかな願いと想いは、罪なのでしょうか……?
