想いを伝えて(イザーク)
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「…………」
久しぶりに入ったその部屋には、扉を開けた早々、あり得ないモノが転がっていた。思わず呆気にとられたイザークは、口をぱくぱくさせながら何かを言おうと必死に頭を回転させる。
やがて一度大きく息を吸い込むと──
「おいっ!!」
目の前に転がっている物体に怒鳴りつけた。
「何をやってるんだ、サラ!」
「……ん……?」
転がっていた物体、いや、少女がゆっくりと起きあがる。寝ぼけ眼を擦りながら、ぼんやりとした表情でイザークを見上げたその少女は、イザークを見ると言った。
「遅い……」
未だ完全に目覚めていないのか間延びした声で言われ、イザークはただ呆れるしかない。
「遅いもへったくれもあるか! それよりサラ、貴様は一体こんな所で何をやってるんだ?」
「なんで怒ってるのぉ……?」
少しずつ覚醒し始めた意識はまず、イザークが怒っているということを認識したらしい。
「人の家の書斎に勝手に入り込んだあげく、床で寝てる奴に怒らないはずがないだろうが!」
少し乱暴に腕を引っ張り、床にへたりこんでいるサラを立たせようとする。だがその急な行動に、未だ寝ぼけているサラの体が反応できるはずもなく。
「あれぇ?」
途中まで起きあがりはしたものの、足に力が入らず。サラの体は見事にイザークの上へと倒れ込んだ。
「うわっ!」
突然の事に、イザークも一緒になって倒れてしまう。咄嗟に受け身はとったものの、二人分の体重を支えるのはやはり辛かった。
「っつ……うっ」
衝撃にくらりと来た頭を軽く振って意識を正常に保つ。改めて怒鳴りつけてやろうと、自分にのし掛かっているサラに視線を向けた瞬間。
「〜〜〜〜っ!」
久しぶりに入ったその部屋には、扉を開けた早々、あり得ないモノが転がっていた。思わず呆気にとられたイザークは、口をぱくぱくさせながら何かを言おうと必死に頭を回転させる。
やがて一度大きく息を吸い込むと──
「おいっ!!」
目の前に転がっている物体に怒鳴りつけた。
「何をやってるんだ、サラ!」
「……ん……?」
転がっていた物体、いや、少女がゆっくりと起きあがる。寝ぼけ眼を擦りながら、ぼんやりとした表情でイザークを見上げたその少女は、イザークを見ると言った。
「遅い……」
未だ完全に目覚めていないのか間延びした声で言われ、イザークはただ呆れるしかない。
「遅いもへったくれもあるか! それよりサラ、貴様は一体こんな所で何をやってるんだ?」
「なんで怒ってるのぉ……?」
少しずつ覚醒し始めた意識はまず、イザークが怒っているということを認識したらしい。
「人の家の書斎に勝手に入り込んだあげく、床で寝てる奴に怒らないはずがないだろうが!」
少し乱暴に腕を引っ張り、床にへたりこんでいるサラを立たせようとする。だがその急な行動に、未だ寝ぼけているサラの体が反応できるはずもなく。
「あれぇ?」
途中まで起きあがりはしたものの、足に力が入らず。サラの体は見事にイザークの上へと倒れ込んだ。
「うわっ!」
突然の事に、イザークも一緒になって倒れてしまう。咄嗟に受け身はとったものの、二人分の体重を支えるのはやはり辛かった。
「っつ……うっ」
衝撃にくらりと来た頭を軽く振って意識を正常に保つ。改めて怒鳴りつけてやろうと、自分にのし掛かっているサラに視線を向けた瞬間。
「〜〜〜〜っ!」