想いを伝えて(イザーク)
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ク〜〜ッ。
大きく鳴ってしまった音に、サラが慌ててお腹を押さえる。気がつけば、とっくに昼を過ぎていた。
「お腹減った……」
はぁ、とため息を付くと、再びクークーと聞こえてくる腹の虫の音。
「もう、根性無し! 少しぐらい我慢しなさいよね!」
ところがだ。
グゥッ、とまるで文句を言い返しているかのようにタイミング良く大きな音が鳴る。
「う~……」
こうなるともう、お腹をさすりながら呻くしかない。
「……未だ気付かないのかな……?」
力なく呟いたサラの声は、腹の虫の音にかき消されてしまった。