中編☁️お隣さん。
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今日は久し振りに仕事が休み。
家でのんびりビールを飲んでいた。
もちろんレンコンチップと一緒に。
軽く昼寝もしてなんとなーくテレビをつける。
しばらくするとインターホンが鳴った。
誰やろ。
画面を見るとそこには最近隣に引っ越してきた女の子、確かに名前は
「棭子ちゃんや」
どうしたんやろと思いつつ玄関のドアを開ける。
棭子ちゃんは何か考え事をしているのか、こちらに気付かない。
「怖いか…」
ん?怖い?どうしたんやろ。
なんかあったんかな。
「なにが?」
俺が声をかけると棭子ちゃんはビクッとして変な声を出す。
めっちゃ可愛い反応するやん。
心の中でそう思いつつも平静を装う。
「怖いってなんかあったん?」
棭子ちゃんの顔を覗き込む。
ん?なんか顔赤いな。どしたんやろ。
「ちょっと顔赤いよ?大丈夫?」
「あっ、大丈夫です!!」
思ったよりも大きい声で返事をされてビックリした。
するとほんのりお酒の匂い。
ああ、晩酌しよったんやな。
そんな事を考えていると棭子ちゃんがタッパーを持っているのに気が付いた。
「それ、」
もしかして、俺に?
わざわざ俺に?
女の子の手料理なんて何年ぶりやろ。
普通に嬉しい。
「あ、こ、これ、あの、肉じゃが作り過ぎちゃって…ご、ご迷惑じゃなければ、と、思ったんですけど…」
「え、めっちゃ嬉しい!ほんまに貰っていいん?」
しかも肉じゃがやんけ。
男が女の子の手料理で食べたいNo.1やん。
タッパーを受け取ると棭子ちゃんはそそくさと部屋に戻った。
俺は早速肉じゃがを頂くことにした。
電子レンジで温めてキンキンに冷えたビールを出す。
「めっちゃうまいやん…」
すごく懐かしいくて優しい味。
ちょっと濃い味がビールをすすませる。
今度タッパー返さな。