きらきらのおくりもの
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色のついていない透明なガラスを使って、僕は試作品を作り続けていた。
集中して作ったつもりだが、できたのはぐんにょりと曲がったなにか。僕の頭の中にある理想とはかけ離れたものしかできない。
イメージしているものは、もっとフラスコみたいにつるっとして、きらきらしているものなのに。
次を作ろうとして、目のピントが合わないことに気づく。目をぎゅっとつぶってみてもそのままだった。
ぱちぱちと瞬きを繰り返していると、声をかけられた。
「メノウ」
「あ……カセキじいちゃん」
振り返ると、スープの入ったお椀を持ったカセキじいちゃんがいた。空はすみれ色に染まっていて、夜ごはんの時間が来ていたことにやっと気づく。
やってしまった、お昼に千空に言われたばかりなのに。また集中しすぎてしまった、と慌てて頭を下げる。
「ご、ごめんなさい!」
「わかればそれでいい。みんな待っているぞい」
カセキじいちゃんは僕の作った試作品に目をやると、「おもしろいものを作っているのう」と微笑む。
「あのね、今、こういうものを作ってて……」
浮かんでいるアイデアをひそひそ声で伝えると、師匠はうんうん、とうなずいて聞いてくれた。
「それは素晴らしいアイデアじゃのう! できあがったらきっとみんなも喜ぶぞい!
……じゃが、メノウ。完成させたいのなら、ちゃんと食べなされ」
差し出されたお椀からは、湯気が上がっている。
受け取ると、温かさが木のお椀越しに伝わり、作業で酷使した手が疲労を感じ始めた。きのこやお肉の入った、やさしい匂いが漂っている。
その匂いをかいだ途端、とっくのとうに限界を迎えていたおなかがぎゅるるうと大きく鳴った。音に驚き、笑いをこぼすカセキじいちゃん。
「食べます……」
失敗した試作品をあとにして、僕は師匠と一緒にみんなのところへ向かった。
集中して作ったつもりだが、できたのはぐんにょりと曲がったなにか。僕の頭の中にある理想とはかけ離れたものしかできない。
イメージしているものは、もっとフラスコみたいにつるっとして、きらきらしているものなのに。
次を作ろうとして、目のピントが合わないことに気づく。目をぎゅっとつぶってみてもそのままだった。
ぱちぱちと瞬きを繰り返していると、声をかけられた。
「メノウ」
「あ……カセキじいちゃん」
振り返ると、スープの入ったお椀を持ったカセキじいちゃんがいた。空はすみれ色に染まっていて、夜ごはんの時間が来ていたことにやっと気づく。
やってしまった、お昼に千空に言われたばかりなのに。また集中しすぎてしまった、と慌てて頭を下げる。
「ご、ごめんなさい!」
「わかればそれでいい。みんな待っているぞい」
カセキじいちゃんは僕の作った試作品に目をやると、「おもしろいものを作っているのう」と微笑む。
「あのね、今、こういうものを作ってて……」
浮かんでいるアイデアをひそひそ声で伝えると、師匠はうんうん、とうなずいて聞いてくれた。
「それは素晴らしいアイデアじゃのう! できあがったらきっとみんなも喜ぶぞい!
……じゃが、メノウ。完成させたいのなら、ちゃんと食べなされ」
差し出されたお椀からは、湯気が上がっている。
受け取ると、温かさが木のお椀越しに伝わり、作業で酷使した手が疲労を感じ始めた。きのこやお肉の入った、やさしい匂いが漂っている。
その匂いをかいだ途端、とっくのとうに限界を迎えていたおなかがぎゅるるうと大きく鳴った。音に驚き、笑いをこぼすカセキじいちゃん。
「食べます……」
失敗した試作品をあとにして、僕は師匠と一緒にみんなのところへ向かった。