夏休み
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インターホンが鳴るのを待っている。コップの水をついさっき飲んだばかりなのに、口は乾いてしまっていた。
今日は、焦凍の家に遊びに行く日だ。林間合宿での事件が解決し、彼の方からこの日にしないか、と誘ってくれたのだ。そして、冬美さんも来ると。
冬美さんと会うのは十年ぶりだ。ビデオ通話で顔を合わせはしているが、実際会うとなると人生の半分以上の年月を超えての再会になる。
冬美さんも焦凍と同じいとこのはずなのに、変に緊張してしまっていた。どうしようどうしようと立ったり座ったりしている。
インターホンが鳴った。深呼吸を一つして、覚悟を決めて玄関に向かう。
ドアを開けると、二人がそこに立っていた。一人は、見知った同い年のいとこ。見覚えのある髪の色のもう一人、彼女は私を見るとにこっと笑ってくれて。
「水火ちゃん、久しぶり!」
冬美さんが、そこにいた。
「冬美さん!」
「大きくなったねー。子供の成長は早いね!」
くすりと笑う、液晶越しではない彼女は、一人っ子の私の、姉代わりの人で。久々の対面での再会に、目からじわじわと熱いものが出てきてしまう。
「冬美さんも、背が、高いです……」
「水火ちゃん、大丈夫?」
つい涙声になってしまう私を、やさしく心配してくれる。
「うう~、嬉しくって……すみません」
「ふふ。私も嬉しいよ、水火ちゃん」
私が鼻をすすると、彼女は申し訳なさそうな顔をする。
「ごめんね。今まで会いに行けなくて」
「い、いえいえ……! 冬美さんの立場からすると、私には会いに行きづらいでしょうし……」
フォローすると、冬美さんは安心したように眉を下げた。
「これからは、いっぱい会おうね。通話でも、直接会うのでも」
「もちろんです!」
グッと親指を立てると、笑ってくれた。
「行くか」
「うん!」
三人で、轟家に向かって足を進める。夏の太陽が、私たちの進む道を明るく照らしていた。
今日は、焦凍の家に遊びに行く日だ。林間合宿での事件が解決し、彼の方からこの日にしないか、と誘ってくれたのだ。そして、冬美さんも来ると。
冬美さんと会うのは十年ぶりだ。ビデオ通話で顔を合わせはしているが、実際会うとなると人生の半分以上の年月を超えての再会になる。
冬美さんも焦凍と同じいとこのはずなのに、変に緊張してしまっていた。どうしようどうしようと立ったり座ったりしている。
インターホンが鳴った。深呼吸を一つして、覚悟を決めて玄関に向かう。
ドアを開けると、二人がそこに立っていた。一人は、見知った同い年のいとこ。見覚えのある髪の色のもう一人、彼女は私を見るとにこっと笑ってくれて。
「水火ちゃん、久しぶり!」
冬美さんが、そこにいた。
「冬美さん!」
「大きくなったねー。子供の成長は早いね!」
くすりと笑う、液晶越しではない彼女は、一人っ子の私の、姉代わりの人で。久々の対面での再会に、目からじわじわと熱いものが出てきてしまう。
「冬美さんも、背が、高いです……」
「水火ちゃん、大丈夫?」
つい涙声になってしまう私を、やさしく心配してくれる。
「うう~、嬉しくって……すみません」
「ふふ。私も嬉しいよ、水火ちゃん」
私が鼻をすすると、彼女は申し訳なさそうな顔をする。
「ごめんね。今まで会いに行けなくて」
「い、いえいえ……! 冬美さんの立場からすると、私には会いに行きづらいでしょうし……」
フォローすると、冬美さんは安心したように眉を下げた。
「これからは、いっぱい会おうね。通話でも、直接会うのでも」
「もちろんです!」
グッと親指を立てると、笑ってくれた。
「行くか」
「うん!」
三人で、轟家に向かって足を進める。夏の太陽が、私たちの進む道を明るく照らしていた。