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語り

薬研の「俺っち」ってさ

2019/05/01 20:07


初めましての方もいつも読んでくださっている方もこんにちは、ペペ丸です。
一時期支部がどうの、ついったがどうのだのと言われていて、個人サイトを作るかぁと思いつつ手を出さず、ようやく作りました。
まぁここはあくまでもバックアップなのでね、支部かべったーかはたまたついったで垂れ流した作品を置いていこうと思います。
ちょっと諸事情で載せてないものもあるんですけど、それもべったーにはあるので直して再掲したいですね……。
というわけでやっとできた作品のマイホームです。
後に黒歴史にならないよう気をつけます(フラグ)
よろしくお願いします。


……というわけで、まず言いたいネタは、ズバリ「薬研の『俺っち』について」です!
これね、支部には短すぎて載せてないんですけど、一度解釈した上で書いてるんですよ。
それがこちらの作品ですね↓

だってどこにも居なかった
※女審神者

薬研が「俺っち」と言うのって、ドロップしたときだけなんですよ。
普段の会話は全て「俺」なんですよね。
最初は茶目っ気なのかな、とも思ったんですけど、相手はあのとうらぶくんですよ?
設定上「手袋が外せない」あの薬研藤四郎ですよ……!?
これは何かあるんじゃないかと疑ってしまうのも無理ないじゃないか!
そこで某辞書で出てきて気になったのが「俺っち……『俺』の複数形」という一行です。
ふ、複数形? その都度お迎えする薬研は一振だけなのに?
そこで私は改めて考えて思い出したわけです、薬研が現存していないことを。
依り代がない以上、薬研は「人々の伝承」から顕現した刀と捉えることになるんですよね。
でも柄ラーさんなら調べたことがあるんじゃないかと思うんですが、薬研の歴史って結構あやふやなんですよね。
畠山で主の腹を切らなかったことから「薬研藤四郎」という号が付いて、粟田口の刀は縁起が良いと評判になった「藤四郎伝説」の始祖になるわけです。
しかし一方で、足利で既にその名が文献に載っていて矛盾しており、骨喰と混同されていた記録さえある。
こうなってくると我々には何が真実かなんてわからない。
伝言ゲーム然り、人の伝える話なんてのはそんなもんです。
昔は今と違って記録媒体があるでもなく全て手書きですから尚更間違いも多い。
さらに本能寺で燃えただの豊臣に持ち出されただの、行方も諸説ある。
じゃあ薬研って何? と聞いたときの返答も人それぞれ違ってくるでしょう。
そうなると、人々の伝承によって顕現した薬研というのはかなり曖昧な存在になります。
たぬきを思い出してもらえるとわかりやすいかもしれません。
要するに彼は概念なんです、その刀の。
だから顕現時、姿は一つであっても存在そのものはまだぼんやりとしていて一つでない。
たくさんの語り継がれた「薬研藤四郎」が凝り固まって顕現した姿が、我々が最初に目にする薬研なのではないかと思うんです。
本丸に来て、前の主同様、今の主である私たちの影響を受けて存在を確立できるのではないか、というのが私の考え。
本丸ごとの個体差はどの刀にもあれど、薬研が掴みどころのない性格をしているのはそういう面もあるのではないかと。
修行の手紙でも、逸話を「不思議な力」と称してさも自分の意志ではないようなことを仄めかしてきます。
そんな事実はなくとも人間がそう言っているのだと、そしてその「薬研藤四郎」に自分はなるのだと。
自己があるだけで、彼自身は「逸話上の薬研」としては未熟だと思っているのかもしれませんね。
話が逸れたわーい!
ともかく、薬研は人々の様々な伝承から形作られ顕現し、それ故に存在が不安定で初めに「俺っち」と名乗る、というのが私の解釈です。
薬研が己を語らないのは、単純に言えることがないのかもしれません。
少なくとも実装された設定では、逸話は事実ではないということのようなので、下手なことを言って「正しい歴史」が変わってしまっても大変ですし、もしかしたら他の刀のように燃えて記憶が欠けている可能性だってある。
覚えていても結局本刃にとって虚像だったのなら、武勲とすら思えないでしょうからね。
何も言わないんじゃなくて、言うことがない。
逸話で顕現したというなら自己否定にも近いですよ。
それでも自身に誇りを持ち、逸話を受けとめ「守ってみせるぜ」なんてさらっと言っちゃうところが好きなんですけどね?
ウッッッ
依り代本体を愛でられない以上、本丸で審神者や兄弟、仲間たちと過ごすことで、何か薬研にも得られるものがあればいいなって思います。
はい、今ここで薬研極の豆撒きボイスを聞いてみましょう。

花丸を見ていた感じ、直接言いこそしないけど薬研は現存していないという表現をしていたよなぁと思うのです。
織田のEDがわかりやすくて、薬研だけ消えずにその場に残ってるんですよね。
本当上手いことやってくるなぁと思わずにはいられないの、諸説あるからこそ我々が知りたい薬研について明言してこないんでしょう。
あ~知りたい! 薬研のことが知りたい!
設定だけでも教えてほしいのにこのもどかしさ!
でも名言されないからこそ好きに考えることができて、ミステリアスな部分も生まれていてそんなところも好きで……思う壺なんだろうなぁ悔しいなぁありがとうございます。
物が語るが故に物語。
「薬研藤四郎」という刀は、薬研の歴史は彼が言うことが全て。何も言わないというならまだ物語は始まってない。手紙で少し話してくれて、それでやっと私たちの中で物語が始まった。
私たちの薬研藤四郎はまだまだこれからだ!
薬研の次のボイス等にご期待ください!
さぁ何度話を逸らしやがるんだというところなんですけどね、結論。
どんな薬研でも好きだよ! これでオッケー!
あやふやな存在でも、各々の本丸に来て立派な薬研藤四郎として自己を確立し、思う存分今を「生きて」くれたら私は嬉しいです。

……というわけで脱線しつつ語っておりました。
誰が見ているのか、そもそも見ている方がいるのかというところも疑問なんですけれどもね、こうやってここでたまに語っていけたら楽しいな~と思っております。
今語ったのはもちろん私の解釈なので、皆さんもいろいろ解釈して、あわよくば作品として残してもらえたら嬉しいなぁと思います。
楽しいよ! レッツ創作!
ちなみに本にした『守り刀の憶う果て』では、私の中の極薬研の在り方、刀さにが結ばれるための終着点を目一杯盛り込みました。サンプルは序章ですが物語が大きく動くのは後半なので、ぜひこちらもサイト共々よろしくお願いします。
あともし「あの作品についての裏話があったら知りたい!」だとか「○○について語ってほしい!」とかありましたら、軽率に送ってください。
このサイトでもマシュマロでもお気軽に。
ついでに感想なんて貰えたらはちゃめちゃに喜びますんで!

ではでは、また気が向いたら。

コメント

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  • PaulAD (非ログイン)2022/01/20 09:19

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  • Daniellevone (非ログイン)2021/09/17 03:22

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  • Emilivone (非ログイン)2021/09/12 04:48

    Error 212 <a href=https://try.alexa.com/marketing-stack/competitor-keyword-matrix>origin is unreachable</a>

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