それでもいきなり抜刀してきた少年を許す気にはなれない。
雪菜が自分のせいでと健気にも少年に掴みかかるようにして
私との間に入りとめてくれた。

「こいつが馬鹿にするから」

「バカにしてない…多分!!－－純粋に感動してただけ!!」

「二人ともやめてください!!」

多分の間に間があったことも責められつつも
とりあえず、周囲がなだめるので渋々席についた。

「それにしても、飛影はどうしてこのプレゼントを?」

機転をきかせた蔵馬が皆が気になっていた質問をすれば
店で見ていたところを店員に声をかけられて
促されるままに買ったらしい。

「しょっ小学生だと思われてない飛影⁉あはは」

笑いが抑えきれずに吹き出せば確かにと幽助や桑原
抑えていた蔵馬も耐えきれずに笑い出した。

「確かに……これ小学生とかがよく
プレゼントで贈るセットだよな!!」

「まっ…まぁでもこれなら誰がもらっても
嬉しいですからねっ…ははっ」