「それにしても……これ合皮じゃなくて牛革だから
結構値段したんじゃないの!?」

飛影も高いのかと慌ててカバンにしまっていた。
流石、元盗賊。

「ああ。母さんのプレゼント用に買ったカバンと財布も
セットで買えば安かったから…あまり気にしないで」

それでも1万はこえてるだろとか、イケメンは
プレゼント選びまでイケメンかよと色々と突っ込みたくなったが
その前にプレゼント交換の予算を決めておかなかった自分を責めた。

場所まで貸してくれたのに、一番気を遣わせたかもなぁ。
蔵馬は相変わらず人のよさそうな顔なので苦労とは思ってなさそうだけど。

「さて、次は瑩子ちゃんだね～」

「これは……ハンドクリーム!?可愛い」

私か雪菜ちゃんがくれたのかと喜ぶけど
私も雪菜ちゃんも違ったので首をふる。

他に誰がこんなフェミニンなプレゼントを贈ったのかと見渡せば
気恥ずかしそうに幽助が手をあげた。