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「僕は、別になんでもいいよ。――美緒はこれでいいの?」
「え?」
「だってこれ、流血シーンとかあるんじゃない?」
少し心配げな様子で見つめてくる彼にドキッとして、視線を外しながら誤魔化すように笑った。
「あ、あぁ!!私こう見えてホラー大好きですし、グロ耐性ある方なので大丈夫です!!」
むしろグロ耐性ないとマフィアなんて務まらない…と苦い顔をすると彼も薄く笑って頷いた。
久々に見た映画は本当に凄く楽しくて、大画面で繰り広げられるアクションや
高音質なスピーカーから出る作中歌には胸を打たれたり……濃厚な2時間だった。
映画館を晴れ晴れとした気持ちで後にする。
「すっごく楽しかったですね~!!」
「…良かったね」
ん?映画に対して?それとも私に対して?と疑問に思ったが
久々に雲雀さんも楽しそうに笑みを浮かべているので深く考えないことにした。
ちょうど夕暮れ時らしく、沈みゆく太陽の赤に少しセンチメンタルな気持ちになった。
「もうこんな時間ですね~。今日は付き合ってくれてありがとうございます」
ぺこりと小さく頭を下げると、雲雀も僕も楽しかったしねと笑ったので私も釣られて笑った。
「あ…」
パッと視線を移すと、観覧車が目にとまった。
幼い頃に家族で乗ったことを思い出して、思わず懐かしさから立ち止まってしまった。
「乗りたい?」
「ええっ、でも……」
「……僕は乗りたいけどね」
急にぎゅっと手を繋がれると、観覧車の方まで引っ張られて面食らった。
赤い顔して思わず手を振りほどこうと思ったが、以外と力が強く
小さな紅葉のような手の平を、大きく男らしい手が包んでさらに赤くなった。
「え?」
「だってこれ、流血シーンとかあるんじゃない?」
少し心配げな様子で見つめてくる彼にドキッとして、視線を外しながら誤魔化すように笑った。
「あ、あぁ!!私こう見えてホラー大好きですし、グロ耐性ある方なので大丈夫です!!」
むしろグロ耐性ないとマフィアなんて務まらない…と苦い顔をすると彼も薄く笑って頷いた。
久々に見た映画は本当に凄く楽しくて、大画面で繰り広げられるアクションや
高音質なスピーカーから出る作中歌には胸を打たれたり……濃厚な2時間だった。
映画館を晴れ晴れとした気持ちで後にする。
「すっごく楽しかったですね~!!」
「…良かったね」
ん?映画に対して?それとも私に対して?と疑問に思ったが
久々に雲雀さんも楽しそうに笑みを浮かべているので深く考えないことにした。
ちょうど夕暮れ時らしく、沈みゆく太陽の赤に少しセンチメンタルな気持ちになった。
「もうこんな時間ですね~。今日は付き合ってくれてありがとうございます」
ぺこりと小さく頭を下げると、雲雀も僕も楽しかったしねと笑ったので私も釣られて笑った。
「あ…」
パッと視線を移すと、観覧車が目にとまった。
幼い頃に家族で乗ったことを思い出して、思わず懐かしさから立ち止まってしまった。
「乗りたい?」
「ええっ、でも……」
「……僕は乗りたいけどね」
急にぎゅっと手を繋がれると、観覧車の方まで引っ張られて面食らった。
赤い顔して思わず手を振りほどこうと思ったが、以外と力が強く
小さな紅葉のような手の平を、大きく男らしい手が包んでさらに赤くなった。