「ええ～!?会議は延期になったの?」

今日は珍しく守護者全員集まったと思えば、会議室からげんなりした様子で出てきたツナが
ばつの悪そうな顔で皆に謝罪した。
なんでも、先にやっていたリボーン君達大人組の会議が押してるらしく
子供組（未成年）は後回しと言われてしまったらしい。

まぁ、ツナのせいでは無いんだけど……やっぱりここに居るメンバー今そこそこ忙しい人多いしなぁ。
私はヴァリアーに入隊してちょっと経つけど、未だに雑用多い平たく言うと非・戦闘員で
ヴァリアー邸でも家政婦というよりニートに近い状態だし融通聞く方だけどさ。（でもボスに休みもらう時不機嫌だったな～）

集まったメンバーには大半が無理して出席してもらった手前、少し気の毒だな～と
私もツナに釣られて少しだけばつの悪いような気持ちになった。
みんな、どうするんだろう?と心配になったが、皆は私の予想に反して
時間の使い方がうまいタイプらしく多くが会議までの時間を潰すためにどこかにいってしまった。

結局、残ったのは何の因果か私と雲雀さんの二名だ。
私はその場でいつもみたいにポツンとして、どうしようかなーとぼんやり頭を巡らせ
その横で当然のように壁にもたれて腕組みしてる雲雀さんも面倒そうにあくびした。

そんな二人を見かねたのか、ツナが提案する。

「そうだ!!美緒は久々に並盛に帰ってくるんだし……。
数年で少し変わった並盛を雲雀さんに案内してもらったら?」