アナタしかいらない
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「いいもんね~。私が大人になる頃には、ティキだっておっさんなんだから♪」
今度は少女が思いついたように、悪戯っぽい笑みで冗談を飛ばすと
参ったといわんばかりに手をあげてティキが呆れたようにいなす。
「おいおい。そんなこと言い出したら、ここの連中ほとんどアリサより先に年食っちまうぜ」
シェリルなんか……とぶつぶつ呟くティキに、アリサは黒目がちな瞳を切なく細めた。
『この年齢差が埋まらなくてもいいから……貴方が息絶えるその日までそばに居たいな』
心の中で呟いた言葉は、少女の中で精一杯背伸びをした台詞。
次の日も、その次の朝も……私の隣で「おはよう」と微笑むティキが居て欲しい。
その他は何にもいらない。――ただそれだけの日常が、私はたまらなく愛おしいの。
私たちはノアの一族で、まぁ一族って言っても名ばかりの繋がりなんだけど……。
正直私はエクソシストと戦うつもりなんかさらさらないし、人だって大好き。
でもね……ティキのためならそんな世界と決別してでも、生きたいな……。
だから神様、私のことを自分のためだけに手を汚す卑怯者だなんて罵らないでね。
私はずっと彼といたい、それだけの願いしかアナタに願ってないでしょう?
アナタしかいらない(end)
あとがき→
今度は少女が思いついたように、悪戯っぽい笑みで冗談を飛ばすと
参ったといわんばかりに手をあげてティキが呆れたようにいなす。
「おいおい。そんなこと言い出したら、ここの連中ほとんどアリサより先に年食っちまうぜ」
シェリルなんか……とぶつぶつ呟くティキに、アリサは黒目がちな瞳を切なく細めた。
『この年齢差が埋まらなくてもいいから……貴方が息絶えるその日までそばに居たいな』
心の中で呟いた言葉は、少女の中で精一杯背伸びをした台詞。
次の日も、その次の朝も……私の隣で「おはよう」と微笑むティキが居て欲しい。
その他は何にもいらない。――ただそれだけの日常が、私はたまらなく愛おしいの。
私たちはノアの一族で、まぁ一族って言っても名ばかりの繋がりなんだけど……。
正直私はエクソシストと戦うつもりなんかさらさらないし、人だって大好き。
でもね……ティキのためならそんな世界と決別してでも、生きたいな……。
だから神様、私のことを自分のためだけに手を汚す卑怯者だなんて罵らないでね。
私はずっと彼といたい、それだけの願いしかアナタに願ってないでしょう?
アナタしかいらない(end)
あとがき→