女は可憐が男は甘さが不似合い
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ひとすくい、またひとすくいと スプーンでアップルクランブルをすくうと円形の形をしていた菓子は崩れてく。
リンゴの酸味が多少強いものの温かいカスタードクリームにつけて食べると程よい甘さに変わる。
それでも食べ続ければ丁度良い甘いから くどい甘さに変化するわけで。
砂糖でコーティングされたような甘くなった舌を紅茶で洗い流し込む。
ひと息つき 体の芯が温まったところで、シナモンとバターなどの香料においではなく、青臭い植物の香りが鼻腔が感じ取る。
『薔薇の花束?』
スプーンを歯でガジガジと噛むのは行儀が悪いことは充分承知しているが どうしてかやってしまう。
マナーを注意することなく、花束を差し出す相手はもう片手の手で紅茶を飲む。
「女は花をもらうと喜ぶのだろう」
『DIOってそんなロマンチストだったっけ』
黄色の薔薇の花。
〝友情〟〝献身〟〝平和〟などの意味を込めてとあるイタリアンマフィアが届けた薔薇。
とは言えDIOの存在が表舞台に出ているわけもなく、見知らぬの男になぜ花を贈るのかと疑問すれば。
DIOの息子経由で現在9代目であるマフィアのボスがジョルノの父親に敬意を込めた贈り物。
『贈りもんを贈るとはなんと言う所業』
「不要か」
『あっ・・と、不要だからって投げ捨てることないでしょうよ』
宙に放り出された花束は数枚の花弁を散らしたがめぐるのスタンドが掴み取る。
そんなスタンドの〝アミューズ・グール〟は花の香りを楽しむ、そんなふりをしていた。
恐ろしい人や・・マフィアの贈り物を無碍にしようとするとは、本当に命知らず。
2回も同じこと言うけれど、贈りもんを贈るとはなんと言う所業。
『珍しいことをするかと思えば・・なんだいDIOからじゃないのか』
最初から何かしらの企てなどを予想していたとは言えど まさかDIOに贈呈された花束を差し出されるとは思わなかった。
DIOからではないと溜息を吐き(期待ではなく呆れて)菓子をスプーンでつつく。
「以前に薔薇の花を贈っただろう」
『いつの話してんですか、それに部屋を埋め尽くされんばかりの量に半分嫌がらせかと思ったわ』
「気に入らなかったか」
『半分は感動したけれども、世話もせずに枯らしたことに対して花農家さんに申し訳たたねぇ』
「もし次の機会があればドライフラワーにして贈ろう」
『(そういう流れだったか…?)』
次の機会があればって・・ない可能性もあると?
期待せずに、誰かさんの贈り物だとしても待ってまーす。
「機嫌とりもご苦労なことだ」
『そりゃ君の息子様よ?ご機嫌をとっても損ではないでしょ』
「このDIOを取り入れても奴の機嫌が良くなるとは思えんがな」
『孝行はできてないとは思ってたけど・・親子喧嘩だけはしないでくださいね』
私は間に入らない。
遠目で見守るぐらいしかできないよ。
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リンゴの酸味が多少強いものの温かいカスタードクリームにつけて食べると程よい甘さに変わる。
それでも食べ続ければ丁度良い甘いから くどい甘さに変化するわけで。
砂糖でコーティングされたような甘くなった舌を紅茶で洗い流し込む。
ひと息つき 体の芯が温まったところで、シナモンとバターなどの香料においではなく、青臭い植物の香りが鼻腔が感じ取る。
『薔薇の花束?』
スプーンを歯でガジガジと噛むのは行儀が悪いことは充分承知しているが どうしてかやってしまう。
マナーを注意することなく、花束を差し出す相手はもう片手の手で紅茶を飲む。
「女は花をもらうと喜ぶのだろう」
『DIOってそんなロマンチストだったっけ』
黄色の薔薇の花。
〝友情〟〝献身〟〝平和〟などの意味を込めてとあるイタリアンマフィアが届けた薔薇。
とは言えDIOの存在が表舞台に出ているわけもなく、見知らぬの男になぜ花を贈るのかと疑問すれば。
DIOの息子経由で現在9代目であるマフィアのボスがジョルノの父親に敬意を込めた贈り物。
『贈りもんを贈るとはなんと言う所業』
「不要か」
『あっ・・と、不要だからって投げ捨てることないでしょうよ』
宙に放り出された花束は数枚の花弁を散らしたがめぐるのスタンドが掴み取る。
そんなスタンドの〝アミューズ・グール〟は花の香りを楽しむ、そんなふりをしていた。
恐ろしい人や・・マフィアの贈り物を無碍にしようとするとは、本当に命知らず。
2回も同じこと言うけれど、贈りもんを贈るとはなんと言う所業。
『珍しいことをするかと思えば・・なんだいDIOからじゃないのか』
最初から何かしらの企てなどを予想していたとは言えど まさかDIOに贈呈された花束を差し出されるとは思わなかった。
DIOからではないと溜息を吐き(期待ではなく呆れて)菓子をスプーンでつつく。
「以前に薔薇の花を贈っただろう」
『いつの話してんですか、それに部屋を埋め尽くされんばかりの量に半分嫌がらせかと思ったわ』
「気に入らなかったか」
『半分は感動したけれども、世話もせずに枯らしたことに対して花農家さんに申し訳たたねぇ』
「もし次の機会があればドライフラワーにして贈ろう」
『(そういう流れだったか…?)』
次の機会があればって・・ない可能性もあると?
期待せずに、誰かさんの贈り物だとしても待ってまーす。
「機嫌とりもご苦労なことだ」
『そりゃ君の息子様よ?ご機嫌をとっても損ではないでしょ』
「このDIOを取り入れても奴の機嫌が良くなるとは思えんがな」
『孝行はできてないとは思ってたけど・・親子喧嘩だけはしないでくださいね』
私は間に入らない。
遠目で見守るぐらいしかできないよ。
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