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進路調査中(復活)
先生から言われた言葉が頭の中でループしていた。
帰りの会が終わった後、何の気なしに言われた進路調査用紙の提出。
ここ最近のマフィアやらゴタゴタですっかり忘れていたのだ。
今の自分の本来の目的というか、本業ってやつを……。
ぼうっとした頭でスプーンを口元に運んでは辞める。
その様子に、ルッスーリアが何度目かになる心配げな声をかけてくれたが
少女の耳には届かなかった。それどころかスプーンをおいて頭を下げると
「ごちそうさま……」と誰に言うでもなく呟いた。
専属のプロのコックが作った料理にいつもなら感嘆の声をもらし
誰もが美味しそうに食べると見とれるような少女の姿はなかった。
………
……
「はぁ…どうすればいいんだろう」
あの後自室に戻った私は、ベッドにつっぷして
時折白紙のままの紙を見やり、またため息をついた。
何もかもが手につかない。進路……私だけまだ出していないそうだ。
なんとなく他人事っぽいが、実際自分の中でも実感がわかなかった。
高校へは進学はしたい。――友人達も進むし、何より親に
中卒では示しもつかないだけでなく、私なんかに中卒で労働が務まるとは思えないのが一番の本音。
まだ学生という肩書きは残しておきたいし
制服もJKブランドにも憧れる。でも、どこかで分かってもいた。
もう日常になんか戻れないし、戻させてくれないんじゃないかって……。
こんな中途半端に汚れきった自分が、今更青春なんかおくれないような気がして少し涙がにじむ。
その時だった。ドアをノックする音に我に返ったのは。
どうぞ、と返事をしようとするも私の言葉も聞かずに飛び込んできたのはボス。
そしてヴァリアーの皆だった。
ただでさえ狭い部屋が余計に狭く感じる。だってサイズ感がでかい人達と
威圧感製造機のボスが入ってきたんだもの。
これなら謙遜してやや狭めの部屋にしなきゃ良かったなと後悔しつつも
珍しい大集合に驚いた。
「皆さんそろってどうしたんですか?――ハッ!!まさか私また何かやらかした…?」
探るように訪ねると、ひょこっとルッスーリアが重苦しい空気を破るように
半ば悲鳴に近い声をあげた。
「美緒ちゃん心配してきちゃったの!!
――あんなに大好きな夕飯残すなんて大丈夫なの?」
ものすごい力で身体を揺すぶられながら大丈夫、と呟く間も
彼は甲斐甲斐しく心配げな言葉を投げかけた。
その後ろからはベルの辛辣な言葉も飛んできている。
「たまには食わねぇー方がいいんじゃねーの?」
でも、お前が食わねぇーの気味わりぃとケタケタ笑っている彼に
ちょっとだけ心配してくれてるのかしら?と困ったように眉を下げる。
「大丈夫かぁ!!」
「君を心配しても一銭の徳にもならないけど、どうしたの?」
「お、俺でよければ相談にのってやらないことも…」
「ドカスが……なんか悩みでもあんのか?」
ボスの言葉にうっと言葉に詰まる。
皆ならどうにか丸め込んだり、適当な話で誤魔化せるけど
ボスはなんだろうな、有無を言わせないというか
ツナの超直感とは違う、別の意味での直感力に優れているから
嘘をつきづらいのよね。――仮に嘘をついても真実を言うまで粘るしつこさもありそうだし。
私は少し間をおいて、進路の話が出ていることを説明した。
皆黙って聞いている。…が沈黙を破ったのは年齢的にも近いベルだった。
「オレだって学校とか行ってねーし、つーか行く気もねぇけど……。
別にんなとこ行かなくても殺しの勉強だけしてればよくね?」
シシッとナイフで遊びながら身も蓋もないことを言う少年にスクアーロがキレる。
「流石にヴァリアーに馬鹿は入れておけねーだろぉお!!――最低限の学問は必須だぁ!!」
至極まともな発言に、確かにと頷く。
彼もそういえばマフィア関連の学校出身だっけ?
どこまで出たかは分からないけど、ヴァリアーは頭が良い人が多い。
というか入隊条件でも数カ国語しゃべれないといけないんじゃなかったっけ?と青ざめる。
イタリアと日本を行き来してるし、今度またイタリアに行くが挨拶がやっとだ。
一方彼らは母国語であるイタリア語はもちろんのこと
日本語もネイティブ並にペラペラなので、語学力の方面では賢いかも知れないと
格差を感じて項垂れる。
「美緒ちゃんは高校も行くべきよ!!」
制服、似合いそうじゃない?と早くも制服アレンジに萌えるルッスーリアを尻目に
マーモンは金がかかりそうだね、と苦言で可愛らしい顔をゆがめている。
「でっでも、今度からイタリア行くんですよ?――しかも中学も来月から休学ってことになってるし……」
これ、詰んでないかと頭を抱える。イタリアからいつ頃戻るか分からないし
中学に運良く戻れてもお前の席ねーからって言われたらどうしよう…あぁ、胃が痛い。
そんな私にボスは面倒くさそうに好きにしろと呟いたので
え…?っと呆けた顔で見上げた。
「バカはうちにはいらねぇ……だが」
「…だが?」
「あっちに行けば、日本にはしばらく帰さねぇ」
そうですよねー、行きたくない、日本が名残惜しいと言えばどつきますもんねー。
「じゃああっちの高校ということですか?…日本語でも勉強そんな得意じゃないのに
イタリア語でなんてもっと無理ゲーですよ?」
そんな私にルッスーリアは何か思いついたように可愛らしく手を上げた。
「家庭教師というのはどうかしら?」
ルッスーリアの提案に、皆もそうだなと頷く。
ベルにいたっては遊び感覚なのかオレが殺しの勉強教えてやるよと楽しそうだ。
もちろん、そんなバイオレンスなのは却下だが……。
「うーん、では日本語も出来る方がいいですね。
後、出来が悪いので忍耐強い方がいいです。そして頭がいい方……。
あーでも全く知らない人だと緊張もするしなぁ……」
知ってて、頭良さそうで忍耐力がありそうかつとにかく優しそうな人で…。
脳内サーチエンジンで検索するも、さほど知り合いがいない私は苦戦する。
「あっ!ディーノさんや以前お会いしたお医者さんのシャマルさんなんかど……」
「「却下」」
スクアーロが苦虫かみ潰した顔で苦言する。
「へなちょこディーノはともかく…シャマルなんかを家庭教師につけたらとんでもないことになるぞぉ!!」
え?と瞳を丸くして抗議する。
「た、確かにシャマルさんは忙しいと思いますが…お医者さんですし
頭いいんじゃないですか?――それにいつも優しいですし」
顔もカッコイイし…と口に出さずに頬を緩めるもスクアーロが青ざめて叫ぶ。
「女好きの変態だぞあいつは!!」
「そっそうなんですか!?――どうりで距離感近い人だなーっと…
いや、でも確かに女性になれてはいそうですが、こんなデッドボールなんか守備範囲外ですって♪」
HAHA☆自分で言ってて空しいや…と笑うもここにいるレヴィより変態だぞと
なぜかとばっちりをくらったレヴィ先輩に困惑する私。可哀想に、と思うのもつかの間
ルッスーリアには距離感が近いって大丈夫なの!?と心配という名の揺すぶられ攻撃が始まる。
「だ、大丈夫ですよ!!こんな奴何もされませんし、心配する必要皆無ですって!!」
安心させるように笑うも、ルッスーリアは発狂する。
「こんなに可愛いのに!?美緒ちゃん正気ぃ!?」
「しょっ正気ですよ!!むしろそれ何補正ですか!?今度眼科行きましょう!!」
目がやられてますよと叫ぶ私にボスが業を煮やしたように呟いた。
「めんどくせぇ、婚約って書いて出せ」
「え?」
皆が耳を疑った。婚約?え、誰と誰が?
「結婚すれば、進路の問題は片付く」
「え……いや、あの…でもっ勉学とか…?」
「そんなものはいくらでも追いつく」
わぉ。頭が良い人の発言だ…と悔しさを覚えたが
同時に婚約の方が後からどうにでもなる問題じゃね?と顔を火が出るくらい真っ赤にして狼狽える。
「そんなくだらねぇことで悩むんじゃねぇ」
皆、恐らく何か言いたいし言いたがってるが
ボスの雰囲気がそれを許さない。
これは、冗談の空気じゃない!と逃げ出したくなりながら
困ったように眉を下げて、茶化して場を乗り切ろうとする。
そしてどうにか冗談の方向に持っていこうと画策した。
「わっわぁーい、行き遅れ確定かと思ってたけど将来のこと
考えなくてもいいやー、やったー」
軽く棒読みだが、ボスが式場や指輪やらのワードを出し始めたので
倒れるんじゃないかというくらいに前のめりで両の手を振った。
「えっ待って、待って、えっこわ!?冗談じゃないんですか!!」
助けを求めるように皆の顔を見るが
皆もそれが良いと言いたげにニヤニヤしている。
「それでいいんじゃね?」
「な、なんも良くない」
熱くなった頬を押さえながら呟くも
ボスも挑戦的な笑みを浮かべてとどめをさしてきた。
「今でも俺の所有に変わりは無い」
へたっとベッドに倒れ込んだ。
どうやら拒否権はなさそうだ。
ということで先生、私あなたより先に婚約するかもです。
冗談みたいな本気をどう書けばいいのかまた悩むかもと胃が痛くなったのはここだけの話。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
進路、夢主どうなるんでしょうね~。
作者的には高校まではどうにか行かせてあげたいけど…
でも中学卒業したらイタリア行きそうです笑
先生から言われた言葉が頭の中でループしていた。
帰りの会が終わった後、何の気なしに言われた進路調査用紙の提出。
ここ最近のマフィアやらゴタゴタですっかり忘れていたのだ。
今の自分の本来の目的というか、本業ってやつを……。
ぼうっとした頭でスプーンを口元に運んでは辞める。
その様子に、ルッスーリアが何度目かになる心配げな声をかけてくれたが
少女の耳には届かなかった。それどころかスプーンをおいて頭を下げると
「ごちそうさま……」と誰に言うでもなく呟いた。
専属のプロのコックが作った料理にいつもなら感嘆の声をもらし
誰もが美味しそうに食べると見とれるような少女の姿はなかった。
………
……
「はぁ…どうすればいいんだろう」
あの後自室に戻った私は、ベッドにつっぷして
時折白紙のままの紙を見やり、またため息をついた。
何もかもが手につかない。進路……私だけまだ出していないそうだ。
なんとなく他人事っぽいが、実際自分の中でも実感がわかなかった。
高校へは進学はしたい。――友人達も進むし、何より親に
中卒では示しもつかないだけでなく、私なんかに中卒で労働が務まるとは思えないのが一番の本音。
まだ学生という肩書きは残しておきたいし
制服もJKブランドにも憧れる。でも、どこかで分かってもいた。
もう日常になんか戻れないし、戻させてくれないんじゃないかって……。
こんな中途半端に汚れきった自分が、今更青春なんかおくれないような気がして少し涙がにじむ。
その時だった。ドアをノックする音に我に返ったのは。
どうぞ、と返事をしようとするも私の言葉も聞かずに飛び込んできたのはボス。
そしてヴァリアーの皆だった。
ただでさえ狭い部屋が余計に狭く感じる。だってサイズ感がでかい人達と
威圧感製造機のボスが入ってきたんだもの。
これなら謙遜してやや狭めの部屋にしなきゃ良かったなと後悔しつつも
珍しい大集合に驚いた。
「皆さんそろってどうしたんですか?――ハッ!!まさか私また何かやらかした…?」
探るように訪ねると、ひょこっとルッスーリアが重苦しい空気を破るように
半ば悲鳴に近い声をあげた。
「美緒ちゃん心配してきちゃったの!!
――あんなに大好きな夕飯残すなんて大丈夫なの?」
ものすごい力で身体を揺すぶられながら大丈夫、と呟く間も
彼は甲斐甲斐しく心配げな言葉を投げかけた。
その後ろからはベルの辛辣な言葉も飛んできている。
「たまには食わねぇー方がいいんじゃねーの?」
でも、お前が食わねぇーの気味わりぃとケタケタ笑っている彼に
ちょっとだけ心配してくれてるのかしら?と困ったように眉を下げる。
「大丈夫かぁ!!」
「君を心配しても一銭の徳にもならないけど、どうしたの?」
「お、俺でよければ相談にのってやらないことも…」
「ドカスが……なんか悩みでもあんのか?」
ボスの言葉にうっと言葉に詰まる。
皆ならどうにか丸め込んだり、適当な話で誤魔化せるけど
ボスはなんだろうな、有無を言わせないというか
ツナの超直感とは違う、別の意味での直感力に優れているから
嘘をつきづらいのよね。――仮に嘘をついても真実を言うまで粘るしつこさもありそうだし。
私は少し間をおいて、進路の話が出ていることを説明した。
皆黙って聞いている。…が沈黙を破ったのは年齢的にも近いベルだった。
「オレだって学校とか行ってねーし、つーか行く気もねぇけど……。
別にんなとこ行かなくても殺しの勉強だけしてればよくね?」
シシッとナイフで遊びながら身も蓋もないことを言う少年にスクアーロがキレる。
「流石にヴァリアーに馬鹿は入れておけねーだろぉお!!――最低限の学問は必須だぁ!!」
至極まともな発言に、確かにと頷く。
彼もそういえばマフィア関連の学校出身だっけ?
どこまで出たかは分からないけど、ヴァリアーは頭が良い人が多い。
というか入隊条件でも数カ国語しゃべれないといけないんじゃなかったっけ?と青ざめる。
イタリアと日本を行き来してるし、今度またイタリアに行くが挨拶がやっとだ。
一方彼らは母国語であるイタリア語はもちろんのこと
日本語もネイティブ並にペラペラなので、語学力の方面では賢いかも知れないと
格差を感じて項垂れる。
「美緒ちゃんは高校も行くべきよ!!」
制服、似合いそうじゃない?と早くも制服アレンジに萌えるルッスーリアを尻目に
マーモンは金がかかりそうだね、と苦言で可愛らしい顔をゆがめている。
「でっでも、今度からイタリア行くんですよ?――しかも中学も来月から休学ってことになってるし……」
これ、詰んでないかと頭を抱える。イタリアからいつ頃戻るか分からないし
中学に運良く戻れてもお前の席ねーからって言われたらどうしよう…あぁ、胃が痛い。
そんな私にボスは面倒くさそうに好きにしろと呟いたので
え…?っと呆けた顔で見上げた。
「バカはうちにはいらねぇ……だが」
「…だが?」
「あっちに行けば、日本にはしばらく帰さねぇ」
そうですよねー、行きたくない、日本が名残惜しいと言えばどつきますもんねー。
「じゃああっちの高校ということですか?…日本語でも勉強そんな得意じゃないのに
イタリア語でなんてもっと無理ゲーですよ?」
そんな私にルッスーリアは何か思いついたように可愛らしく手を上げた。
「家庭教師というのはどうかしら?」
ルッスーリアの提案に、皆もそうだなと頷く。
ベルにいたっては遊び感覚なのかオレが殺しの勉強教えてやるよと楽しそうだ。
もちろん、そんなバイオレンスなのは却下だが……。
「うーん、では日本語も出来る方がいいですね。
後、出来が悪いので忍耐強い方がいいです。そして頭がいい方……。
あーでも全く知らない人だと緊張もするしなぁ……」
知ってて、頭良さそうで忍耐力がありそうかつとにかく優しそうな人で…。
脳内サーチエンジンで検索するも、さほど知り合いがいない私は苦戦する。
「あっ!ディーノさんや以前お会いしたお医者さんのシャマルさんなんかど……」
「「却下」」
スクアーロが苦虫かみ潰した顔で苦言する。
「へなちょこディーノはともかく…シャマルなんかを家庭教師につけたらとんでもないことになるぞぉ!!」
え?と瞳を丸くして抗議する。
「た、確かにシャマルさんは忙しいと思いますが…お医者さんですし
頭いいんじゃないですか?――それにいつも優しいですし」
顔もカッコイイし…と口に出さずに頬を緩めるもスクアーロが青ざめて叫ぶ。
「女好きの変態だぞあいつは!!」
「そっそうなんですか!?――どうりで距離感近い人だなーっと…
いや、でも確かに女性になれてはいそうですが、こんなデッドボールなんか守備範囲外ですって♪」
HAHA☆自分で言ってて空しいや…と笑うもここにいるレヴィより変態だぞと
なぜかとばっちりをくらったレヴィ先輩に困惑する私。可哀想に、と思うのもつかの間
ルッスーリアには距離感が近いって大丈夫なの!?と心配という名の揺すぶられ攻撃が始まる。
「だ、大丈夫ですよ!!こんな奴何もされませんし、心配する必要皆無ですって!!」
安心させるように笑うも、ルッスーリアは発狂する。
「こんなに可愛いのに!?美緒ちゃん正気ぃ!?」
「しょっ正気ですよ!!むしろそれ何補正ですか!?今度眼科行きましょう!!」
目がやられてますよと叫ぶ私にボスが業を煮やしたように呟いた。
「めんどくせぇ、婚約って書いて出せ」
「え?」
皆が耳を疑った。婚約?え、誰と誰が?
「結婚すれば、進路の問題は片付く」
「え……いや、あの…でもっ勉学とか…?」
「そんなものはいくらでも追いつく」
わぉ。頭が良い人の発言だ…と悔しさを覚えたが
同時に婚約の方が後からどうにでもなる問題じゃね?と顔を火が出るくらい真っ赤にして狼狽える。
「そんなくだらねぇことで悩むんじゃねぇ」
皆、恐らく何か言いたいし言いたがってるが
ボスの雰囲気がそれを許さない。
これは、冗談の空気じゃない!と逃げ出したくなりながら
困ったように眉を下げて、茶化して場を乗り切ろうとする。
そしてどうにか冗談の方向に持っていこうと画策した。
「わっわぁーい、行き遅れ確定かと思ってたけど将来のこと
考えなくてもいいやー、やったー」
軽く棒読みだが、ボスが式場や指輪やらのワードを出し始めたので
倒れるんじゃないかというくらいに前のめりで両の手を振った。
「えっ待って、待って、えっこわ!?冗談じゃないんですか!!」
助けを求めるように皆の顔を見るが
皆もそれが良いと言いたげにニヤニヤしている。
「それでいいんじゃね?」
「な、なんも良くない」
熱くなった頬を押さえながら呟くも
ボスも挑戦的な笑みを浮かべてとどめをさしてきた。
「今でも俺の所有に変わりは無い」
へたっとベッドに倒れ込んだ。
どうやら拒否権はなさそうだ。
ということで先生、私あなたより先に婚約するかもです。
冗談みたいな本気をどう書けばいいのかまた悩むかもと胃が痛くなったのはここだけの話。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
進路、夢主どうなるんでしょうね~。
作者的には高校まではどうにか行かせてあげたいけど…
でも中学卒業したらイタリア行きそうです笑