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カナリヤ(復活)
「ねぇ……何度目かな?逃げようとするの……」
脱走防止用の鎖の後が残る足を撫でながらその表情とは裏腹にどこか寂しそうな声を百蘭は落とした。
「逃げられるまで逃げるつもり……です」
苦々しい口調と苦悶の表情を浮かべて少女は問いの返事を詰まらせながら答え
その答えも何度目かになるのか、男は少し呆れたように座り込み少女をのぞきこむようにしゃがんだ。
とっくに乾いた涙の後が残る愛らしい頬を優しく撫でる。
その様子に恐怖で少女は顔をひきつらせ息をのむ。
心外だなと苦笑して男は眉をさげるが、すぐに悪戯っぽい笑みを浮かべて丸い額に口づけた。
「歌を忘れたカナリヤでも……僕はずっと可愛がってあげるって言ってるんだよ……」
能力が使えなくなった君はボンゴレには必要ないんじゃないかと悪魔の囁きで
少女の希望を少しずつ潰していく。その希望がなくなった瞳がいつか自分だけに向けられるように……。
「それとも、美緒ちゃんは僕の気を引くためにわざとなのかな?」
「え……?」
ドサッと床に押し倒して悪い笑みを浮かべて囁く百蘭に慌てて少女は涙目で首をふった。
「ち……違う!!――私は、ただ……」
「ただ?」
「帰りたい……んです」
絞るようにこぼした言葉と同時に、涙が伝う。
そんな美緒に少し困ったような、けれどどこか拗ねたような顔で百蘭は無情にも告げた。
「声を失い、羽もむしられた小さな可愛いカナリヤちゃん♪
……どこに帰るっていうのかな?」
脱走のたびにつけた紅くちりばめられた印が少女の身体に残っているのに満足しつつ
さらにずり落ちたワンピースからのぞく白く柔らかい首筋に強く口づけを落とした。
「ああ……僕だけのカナリヤ<籠の鳥>――小さくて可愛くて
マシュマロみたいに甘く、僕を満たしてくれる可哀想なカナリヤ♪」
ここにはだ~れもこないんだから、早く僕だけを見てよと何度も印を上書きするかのように口づけを落としていく。
その様子に快感よりも恐怖で身をよじりながら少女は苦々しくにらみつけた。
「歌を忘れ、声まで出ないカナリヤ<籠の鳥>なら……いっそのこと」
「殺してしまう?――ふふっ、面白いことを言うんだね。
出来るならとっくにやってると思わないかな?
でも……僕はしなかったでしょ?」
百蘭は片方の手で髪を優しくすき、もう片方は逃げないように腕をつかんだまま笑う。
「歌を忘れても僕は君を殺したり鞭で叩くような真似はしたくないんだ。
それはとても可哀想だもん♪――それに……」
歌を忘れたカナリヤでもいいんだ、と満足げに少女を見下ろし呟くと
楽しそうに童謡のカナリヤを口ずさんだ。
『歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す』
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
なんだか意味不明な終わりでしたねw
もともとタイトルから連想し
さらに童謡のカナリヤという曲を見つけたので
それを少しオマージュして書いてみました^^
最後の歌詞がカナリヤという日本の童謡の原曲ですが…怖いですねw
なんか戦時中の日本の子供達を見て作ったとかちらっと見たのですが…
今回、著作権が切れてるのでいいかなーっと歌詞のっけてみましたw
この歌のイメージもあり、カナリヤは籠の鳥のモチーフとして
よく使われる可愛らしい小鳥ですね。
この話では理由はどうあれ百蘭に気に入られ
何かしらがあって能力が使えないただの一般人になってる設定です。
百蘭の言うように能力がなくなってマフィアとしての使い道はほとんどなくなりましたが
表ではちゃんとボンゴレが捜索してる…はずなのでご安心くださいw
一応キスマークをつけまくるだけの百蘭で終わりましたが
ロリコンかよとビックリされる方のために
書いてたイメージとしては百蘭的には夢主が未成年のうちは性的なことは…
少なくとも直接手を出したりはあまりないんでは?と思って書いてましたw
ただ、キスしたりとか撫でたりとかはあるかも?
後、わざと逃げやすい状態にして脱走させてお仕置きプレイとかも…いいですねw(誰か書いてくれw
「ねぇ……何度目かな?逃げようとするの……」
脱走防止用の鎖の後が残る足を撫でながらその表情とは裏腹にどこか寂しそうな声を百蘭は落とした。
「逃げられるまで逃げるつもり……です」
苦々しい口調と苦悶の表情を浮かべて少女は問いの返事を詰まらせながら答え
その答えも何度目かになるのか、男は少し呆れたように座り込み少女をのぞきこむようにしゃがんだ。
とっくに乾いた涙の後が残る愛らしい頬を優しく撫でる。
その様子に恐怖で少女は顔をひきつらせ息をのむ。
心外だなと苦笑して男は眉をさげるが、すぐに悪戯っぽい笑みを浮かべて丸い額に口づけた。
「歌を忘れたカナリヤでも……僕はずっと可愛がってあげるって言ってるんだよ……」
能力が使えなくなった君はボンゴレには必要ないんじゃないかと悪魔の囁きで
少女の希望を少しずつ潰していく。その希望がなくなった瞳がいつか自分だけに向けられるように……。
「それとも、美緒ちゃんは僕の気を引くためにわざとなのかな?」
「え……?」
ドサッと床に押し倒して悪い笑みを浮かべて囁く百蘭に慌てて少女は涙目で首をふった。
「ち……違う!!――私は、ただ……」
「ただ?」
「帰りたい……んです」
絞るようにこぼした言葉と同時に、涙が伝う。
そんな美緒に少し困ったような、けれどどこか拗ねたような顔で百蘭は無情にも告げた。
「声を失い、羽もむしられた小さな可愛いカナリヤちゃん♪
……どこに帰るっていうのかな?」
脱走のたびにつけた紅くちりばめられた印が少女の身体に残っているのに満足しつつ
さらにずり落ちたワンピースからのぞく白く柔らかい首筋に強く口づけを落とした。
「ああ……僕だけのカナリヤ<籠の鳥>――小さくて可愛くて
マシュマロみたいに甘く、僕を満たしてくれる可哀想なカナリヤ♪」
ここにはだ~れもこないんだから、早く僕だけを見てよと何度も印を上書きするかのように口づけを落としていく。
その様子に快感よりも恐怖で身をよじりながら少女は苦々しくにらみつけた。
「歌を忘れ、声まで出ないカナリヤ<籠の鳥>なら……いっそのこと」
「殺してしまう?――ふふっ、面白いことを言うんだね。
出来るならとっくにやってると思わないかな?
でも……僕はしなかったでしょ?」
百蘭は片方の手で髪を優しくすき、もう片方は逃げないように腕をつかんだまま笑う。
「歌を忘れても僕は君を殺したり鞭で叩くような真似はしたくないんだ。
それはとても可哀想だもん♪――それに……」
歌を忘れたカナリヤでもいいんだ、と満足げに少女を見下ろし呟くと
楽しそうに童謡のカナリヤを口ずさんだ。
『歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す』
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
なんだか意味不明な終わりでしたねw
もともとタイトルから連想し
さらに童謡のカナリヤという曲を見つけたので
それを少しオマージュして書いてみました^^
最後の歌詞がカナリヤという日本の童謡の原曲ですが…怖いですねw
なんか戦時中の日本の子供達を見て作ったとかちらっと見たのですが…
今回、著作権が切れてるのでいいかなーっと歌詞のっけてみましたw
この歌のイメージもあり、カナリヤは籠の鳥のモチーフとして
よく使われる可愛らしい小鳥ですね。
この話では理由はどうあれ百蘭に気に入られ
何かしらがあって能力が使えないただの一般人になってる設定です。
百蘭の言うように能力がなくなってマフィアとしての使い道はほとんどなくなりましたが
表ではちゃんとボンゴレが捜索してる…はずなのでご安心くださいw
一応キスマークをつけまくるだけの百蘭で終わりましたが
ロリコンかよとビックリされる方のために
書いてたイメージとしては百蘭的には夢主が未成年のうちは性的なことは…
少なくとも直接手を出したりはあまりないんでは?と思って書いてましたw
ただ、キスしたりとか撫でたりとかはあるかも?
後、わざと逃げやすい状態にして脱走させてお仕置きプレイとかも…いいですねw(誰か書いてくれw