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只今日付変更線上(D灰)
「神田……襲うなよ?」
「襲わねぇよ!!」
何度目かの問答が部屋にこだまする。
何度も繰り返され、その度に全力否定されるとさっそく漫才のフリのようになってきたなと梓は感じた。
というか、全力否定が逆に空しい気持ちになったので、もう一回確認すると夢幻を抜刀しかけていたので
慌てて両手をあげ降参した。
しかし未だに性犯罪者を見るかのような目つきを崩さない。
そんな少女の様子を面倒くさそうに横目で見やると男は何度目かの舌打ちをうった。
急な大吹雪に見舞われ、野宿でいいなどほざいていた青年も流石に宿を探さざるおえなくったところに
偶然見かけた三匹の子豚より低クオリティーなほどのボロ宿を発見し慌てて駆け込んだのだった。
しかしなぜか1部屋しか空いていないですと告げられ今の問答に至る。
「でも、ホントに襲わない?」
「おい、それ辞めねぇとマジで追い出すぞ」
「冗談ダヨ、神田、イイヤツ!!信頼シテル♪友達ダモンネ!」
ET~♪と言いながら指を差し出す少女のノリがうざかったので
神田はガン無視する。
こいつは馬鹿ウサギと同じタイプの人間だ。
こっちが反応すれば逆に調子にのりそうだな、とだんだん扱いがわかってきたのか
神田の学習能力が馬鹿(梓)といることにより培われたのかはともかく
珍しくカッとなりやすい神田は呆れて暖炉に火をつけて無視することにした。
それにムスッとなった少女もいいもん~と着の身着のまま(悪く言えば汚れたまま)
一つしかないベッドにダイブした。
その様子に神田がさらに苦虫をかみつぶしたかのような表情を作る。
「お前……汚れたら責任とれよ」
「はいはい~、分かってますよ~♪
ん?ていうか……そっか――ベッド一つしかねぇべ!!」
慌ててベッドから退く少女。
「やっべ~、え……どうすんのこれ?
今からベッドをかけた争奪戦しちゃう感じ?」
枕も一つだ~と騒ぐ梓に神田は少し驚いたような顔で振り返る。
「そりゃあもちろん、お前が使うんだろ?」
神田の声にえ、と呆けた返事をした少女が疑問符をかかえたまま小首をかしげる。
「WHY?ドーシテデスカー?」
少女の問いに神田は一瞬目を丸くしたが、すっと視線をさげて声を落とした。
「どうって――そりゃあ女を床に寝かせられるかよ……」
思ってもみなかった言葉と、やけに冷静かつ当たり前のような口調の神田に
今度は少女がビックリした。
「え!?――でも、そしたら神田はどうするの?」
「あ?俺は別に床でも「ダメだよ!!」……は?」
「ごめん!!さっきの襲うとか真に受けたの?
あの神田がフェミ気取ってどうした?大丈夫かおい?」
特に頭がと頭部を何度も指さし、アレはジョークだよと慌てて少女は
神田にベッドを使うように促した。その様子に神田にまた青筋が浮かぶ。
しかし少女のその表情にあ、こいつ本気で心配してるとげんなりした顔をした。
現に今回はまだ任務の途中かつ、実戦経験のないエクソシストなりたての少女の代わりに
神田が必要以上にボロボロになっている有様で
いくら無神経で有名な少女でさえ流石に床に怪我人を寝かせるのは気が引けるし
神田には明日も頑張ってもらわなきゃ…と自分は無傷帰郷を内心目論んでいるのもあって
さっきの言葉とは裏腹に今度は執ようにベッドに追い立てた。
「おっ……おい」
「さぁさぁ旦那!!横になりんさい!!」
強引にベッドに入らせると、少女が今度は有無を言わさず床で寝る準備に取りかかった。
その様子に神田も疲れもあってか起き上がらずに不快そうな視線を送った。
「はぁ……仕方ねぇか」
「え?」
振り返った少女の細い腕をゴツゴツした男らしい手がつかんだかと思うと
あっという間にベッドに引き寄せられて、そのまま倒れ込んだ。
お互いが向かい合う形になるが、神田の顔はいつもの不機嫌そうな顔つきではなく至極真面目な顔だった。
「狭いが、我慢しろよ?」面倒くさそうに目を閉じる青年。
そんな青年の様子とお互いの息が当たるほどの近さにさっきまでの小馬鹿にしたような態度を一変させ
真っ赤な顔で小さくなった梓の様子を感じて目を閉じたまま神田は笑みをこぼした。
「どうした――さっきのジョークだったんだろ?」
不敵な笑みを浮かべる神田の色気にくらくらしながら精一杯の強気で少女は小さくそうだったんだけど…と呟いた。
その後、普通に神田は眠り逆に少女は一睡もできないような状態で朝を迎えたとか迎えなかったとか……。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
久々の更新がSSですみません><。
今回のSSは書いてて長くなっちゃいましたね^^;
特にD灰夢主はかなり痛い子で口悪いんで
ギャグ入れ出すとまぁ~とまらないwとまらないw
まぁ書いてて楽しいではあるのですがw
最後まで振り回される神田と読者さま…お疲れ様です笑
でも、神田って一応夢主より年上ですし前世は恋人いたんで
恋愛経験皆無の夢主よりも恋愛面ではちょっと強気な攻めを見せるとカッコイイですよねw
でも神田ってたいがい照れて何も出来なさそうではあるんですけどね
「神田……襲うなよ?」
「襲わねぇよ!!」
何度目かの問答が部屋にこだまする。
何度も繰り返され、その度に全力否定されるとさっそく漫才のフリのようになってきたなと梓は感じた。
というか、全力否定が逆に空しい気持ちになったので、もう一回確認すると夢幻を抜刀しかけていたので
慌てて両手をあげ降参した。
しかし未だに性犯罪者を見るかのような目つきを崩さない。
そんな少女の様子を面倒くさそうに横目で見やると男は何度目かの舌打ちをうった。
急な大吹雪に見舞われ、野宿でいいなどほざいていた青年も流石に宿を探さざるおえなくったところに
偶然見かけた三匹の子豚より低クオリティーなほどのボロ宿を発見し慌てて駆け込んだのだった。
しかしなぜか1部屋しか空いていないですと告げられ今の問答に至る。
「でも、ホントに襲わない?」
「おい、それ辞めねぇとマジで追い出すぞ」
「冗談ダヨ、神田、イイヤツ!!信頼シテル♪友達ダモンネ!」
ET~♪と言いながら指を差し出す少女のノリがうざかったので
神田はガン無視する。
こいつは馬鹿ウサギと同じタイプの人間だ。
こっちが反応すれば逆に調子にのりそうだな、とだんだん扱いがわかってきたのか
神田の学習能力が馬鹿(梓)といることにより培われたのかはともかく
珍しくカッとなりやすい神田は呆れて暖炉に火をつけて無視することにした。
それにムスッとなった少女もいいもん~と着の身着のまま(悪く言えば汚れたまま)
一つしかないベッドにダイブした。
その様子に神田がさらに苦虫をかみつぶしたかのような表情を作る。
「お前……汚れたら責任とれよ」
「はいはい~、分かってますよ~♪
ん?ていうか……そっか――ベッド一つしかねぇべ!!」
慌ててベッドから退く少女。
「やっべ~、え……どうすんのこれ?
今からベッドをかけた争奪戦しちゃう感じ?」
枕も一つだ~と騒ぐ梓に神田は少し驚いたような顔で振り返る。
「そりゃあもちろん、お前が使うんだろ?」
神田の声にえ、と呆けた返事をした少女が疑問符をかかえたまま小首をかしげる。
「WHY?ドーシテデスカー?」
少女の問いに神田は一瞬目を丸くしたが、すっと視線をさげて声を落とした。
「どうって――そりゃあ女を床に寝かせられるかよ……」
思ってもみなかった言葉と、やけに冷静かつ当たり前のような口調の神田に
今度は少女がビックリした。
「え!?――でも、そしたら神田はどうするの?」
「あ?俺は別に床でも「ダメだよ!!」……は?」
「ごめん!!さっきの襲うとか真に受けたの?
あの神田がフェミ気取ってどうした?大丈夫かおい?」
特に頭がと頭部を何度も指さし、アレはジョークだよと慌てて少女は
神田にベッドを使うように促した。その様子に神田にまた青筋が浮かぶ。
しかし少女のその表情にあ、こいつ本気で心配してるとげんなりした顔をした。
現に今回はまだ任務の途中かつ、実戦経験のないエクソシストなりたての少女の代わりに
神田が必要以上にボロボロになっている有様で
いくら無神経で有名な少女でさえ流石に床に怪我人を寝かせるのは気が引けるし
神田には明日も頑張ってもらわなきゃ…と自分は無傷帰郷を内心目論んでいるのもあって
さっきの言葉とは裏腹に今度は執ようにベッドに追い立てた。
「おっ……おい」
「さぁさぁ旦那!!横になりんさい!!」
強引にベッドに入らせると、少女が今度は有無を言わさず床で寝る準備に取りかかった。
その様子に神田も疲れもあってか起き上がらずに不快そうな視線を送った。
「はぁ……仕方ねぇか」
「え?」
振り返った少女の細い腕をゴツゴツした男らしい手がつかんだかと思うと
あっという間にベッドに引き寄せられて、そのまま倒れ込んだ。
お互いが向かい合う形になるが、神田の顔はいつもの不機嫌そうな顔つきではなく至極真面目な顔だった。
「狭いが、我慢しろよ?」面倒くさそうに目を閉じる青年。
そんな青年の様子とお互いの息が当たるほどの近さにさっきまでの小馬鹿にしたような態度を一変させ
真っ赤な顔で小さくなった梓の様子を感じて目を閉じたまま神田は笑みをこぼした。
「どうした――さっきのジョークだったんだろ?」
不敵な笑みを浮かべる神田の色気にくらくらしながら精一杯の強気で少女は小さくそうだったんだけど…と呟いた。
その後、普通に神田は眠り逆に少女は一睡もできないような状態で朝を迎えたとか迎えなかったとか……。
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【あとがき】
久々の更新がSSですみません><。
今回のSSは書いてて長くなっちゃいましたね^^;
特にD灰夢主はかなり痛い子で口悪いんで
ギャグ入れ出すとまぁ~とまらないwとまらないw
まぁ書いてて楽しいではあるのですがw
最後まで振り回される神田と読者さま…お疲れ様です笑
でも、神田って一応夢主より年上ですし前世は恋人いたんで
恋愛経験皆無の夢主よりも恋愛面ではちょっと強気な攻めを見せるとカッコイイですよねw
でも神田ってたいがい照れて何も出来なさそうではあるんですけどね